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フラグルロック41話『Fraggle Wars(戦争なんかやめて)』のリスニング [フラグルロックで英語勉強]

今回取り上げるのはこちら
第2シーズン41話『Fraggle Wars』(日本版では「戦争なんかやめて」というタイトルだと教えていただきました)
タイトルそのまま、「フラグルの戦争」がテーマの回です。

レッドとモーキーがたまたま他の場所に住むフラグルを見つけ、モーキーが捕まって囚人としてオリに閉じ込められちゃうの。そこから話が展開し、両者のフラグルたちが戦争を始めようとするんです。

子ども番組で戦争をテーマに描くのって難しいと思うのですが、フラグルロックならではの描き方になっています。

この話、何が秀逸かって、
 ・レッドはただモーキーを助けたいだけで、相手を攻撃したいなんて全く思っていないところ
 ・両者ともフラグルを率いているのは年長者であり、古いしきたりに従って戦争をしかけようとしているところ
 ・若い世代のフラグルたちは年長者に従っているだけで内心は納得していないところ
 ・何より戦争を回避させた手段が最高にいかしてる
この解決方法、ん~、すごいなあ。


実はこれ日本語版で見た記憶がなくDVDで初めて見たような感じでした。
オリジナルのフラグルロックを楽しみたくてリスニングに挑戦していますが、私にとって比較的聞き取りやすい回とそうでない回があり、この回は流し聞きした際はさほど難しくないかなと思ったのに、ちゃんと聞こうと思ったら意外と難しかったというのが感想です。

それというのも、「知らない単語は聞き取れない」という当たり前の壁にぶつかったからです。

これはもー、英単語の語彙を増やすしか解決法がないですね~。
暗記しなくとも、そういう単語があるということを記憶していれば推測することも可能ですが、元々知らない語には太刀打ちできないんだよね。それでも聞き取りの力があれば発音から調べられるけど、その肝心の聞き取り力がアヤフヤなんだから正しい語に行き着くのは至難の業・・・。
それとは別に「簡単で短い単語は意外と聞き取れない」という問題も(これは毎回)

例えば、これ。

 Worry, wrath and rave.
 No time now for being brave.
 Order's what we crave,
 Down in Fraggle Cave.

フラグルケイブに住むフラグルの歌です。フラグルロックのテーマ曲をなぞってますね~。
まず wrath rave という単語を知らなくて躓きました。でもって最後のフレーズDown in Fraggle CaveのところをDown at ~だと早合点。だってテーマ曲が Down at Fraggle Rock だから。

 wrath・・・恨み、憤り
 rave・・・わめきたてること


フラグル用語
 Golden Grotto・・・ゴールデン・グロット。ゴーボーの探検場所の地名
 The Cave Fraggles・・・相手側フラグルたち「ケイブ・フラグル」
 The Rock Fraggles・・・フラグルたち「ロック・フラグル」
 Beige・・・ベージュ。相手側のフラグルのひとりでモーキーの見張り役の名前
 The Fraggle Security Manual・・・フラグル・セキュリティ・マニュアル
 The World's Oldest Fraggle・・・長老
 The Cave's Oldest Fraggle・・・相手側の長老名

この回のフラグル用語は人(フラグル)の個人名と集団名が主ですね。
こちら側フラグルと相手側フラグルとの対比名がおもしろいです。
Beige(ベージュ)という名前も、勿論、レッドに対比させてつけた名前に違いありません♪



この回のキーワード
 enemy・・・敵
 enemy Fraggles・・・敵フラグル
 the other Fraggles・・・もう片方のフラグルたち
 prisoner・・・囚人
 weapon・・・武器
 war・・・戦争
 security・・・セキュリティ
 rescue・・・レスキュー
 hurt・・・傷つける
 practical jokes・・・悪ふざけ,いたずら


書き並べるのもなんだかな単語ばかりです。
最後のpractical jokesは博士が連発している言葉です。


そうそう! この回ね、ゴーボーが出てきません!
探検に出ているという設定で、一度も姿を見せないんだけど、ゴーボーがいると多分こういう展開にはならなかったんじゃないかな~と思うストーリー。
(ゴーボー役のJerry Nelson さんがお休みの回なんだと思います。ゴミー様もゴーグも出てこないし)



では41話『Fraggle Wars』(第2シーズン)のリスニングいってみよー!

まずは、日本語でストーリー紹介

誰も来たことがないほど遠くへキャンプにきたレッドとモーキー。
レッドが寝ているうちに目を覚ましたモーキー、歌声が聞こえるほうへ行くと、そこには見たことのないフラグルたちが!そのフラグルたちはなんだか様子が変。目を覚ましたレッドがモーキーを探すと、モーキーは大勢の見知らぬフラグルに囲まれ、目隠しされてオリの中にいるの!
大変!モーキーを助けなきゃって広場に戻るけど、フラグルはここにしかいないよって本気にしてもらえない。でも、長老フラグルは他のフラグルの存在を知っていて、いつかこんな日が来るかもしれないと思っていたんだって。
モーキーが捕まった。つまりこれは「戦争」なのだと。

一方、モーキーは囚人として快適かと聞かれ、鍵のかかったオリの中で快適なわけないじゃないのって叫ぶ。マニュアルに従って行動している見張りのベージュだけど、モーキーと話すうちに心が痛み始める。
でもゲームしたり泳いだり踊ったりするのが楽しいフラグルたちと違う彼らは、笑い方まで違うの。

ウェンブリーたちは不安。戦争って実際に何をするの? 故意に相手を傷つけるってことじゃない? そんなことしたくないよ。でもモーキーが捕まっちゃってるんだもん、どうにかしなきゃ。
昔の武器を発見するフラグルたち。武器って何のため? 破壊(destruction)のためだ。
よーし、行くぞみんな!

ね~え、マニュアルよりも心の声を聞いてみたらもっと素晴らしくなるんじゃないかしらとモーキー。
そこへ現れた相手側の長老おばさん。ロックフラグルたちがいつ攻めてくるか分からない、囚人としてモーキーを捕らえているというの。我々とそちら側は永遠に敵だと過去に取り決めがされているんだとか。
すっかりスパイだと勘違いされたモーキー。
私たちはあなた方を攻撃したりしないと言うけど、武器を持って味方が来ていることを知らされる。
「これは何かの行き違いよ!」

決戦前夜。
落ち着かないレッド。どうしてフラグル同士が離れて暮らしてるの?
そりゃ、あいつらがユーモアのないフラグルだからだと長老。
笑いのツボが違うからなんてそんな馬鹿げた理由なんて信じらんない。誰かが傷つく前にモーキーを助けなきゃ!

レッドがモーキーを助けようとすると、同じくモーキーを助けようとしたベージュと鉢合わせしちゃう。
「なんで私の大事な友達をオリに閉じ込めるのよ?!」「そっちこそなんでそんな武装してるんだ?!」
わたしは、ただモーキーを助けたいだけなの。え、あなたも同じ? 戦争したいわけじゃないって?私もそうよ!なんだ、わたしたち同じなのね!
でもでも両者フラグルたちが対面しちゃった! どうやって両者を説得しよう?
そうだアイデアがあるわ。
レッドとベージュはある方法で戦争を止めることに成功!
モーキーもオリから出され、大笑いの中一件落着したのでした。めでたし、めでたし。



この回のリスニングは気になった箇所だけ書こうと思うので、ストーリー紹介は詳しく書いたけど、
「レッドとベージュが戦争を回避するために取った方法」は敢えて書きませんでした(ノ∇≦*)リスニングの方で後述


ではその気になった表現をいくつか。


~ まずフラグルの冒頭のレッドとモーキーがキャンプしているシーンから ~
このふたりのキャンプシーン、ガールズキャンプってカンジの大好きなシーン♪

“ Isn't this great? I bet we've gone farther than any Fraggles has gone before. ”
「ステキじゃない? わたしたち誰よりも遠くに来てるのよ」というレッドに対するモーキーの台詞

モーキー “ Oh,I'm sure,we have. Even further than...uh,Gobo? ”
このeven ~er than

ゴーボーと同じくらいかそれ以上遠くに来ているってことだけど、evenって単語もうまく使えないんだよなあ。

レッド “ What does Gobo have to do with our camping trip?”
 「なんでわたしたちのキャンプにゴーボーの名前が出てくるのよ」ってカンジかな。

モーキーはなんでもないって言いながらも、 “ Is that maybe not such a coincidence that while Gobo's exploring to the Golden Grotto, We are exploring in the opposite direction. ”と含みのある答え方をしてます。

レッド “ You know,Mokey.Sometimes I think you know more about why I do things than I do. ”
 「モーキーってば、時々、わたし以上にわたしのことわかってるんじゃないかって思うわ」

モーキーは全てのフラグルは一皮向けばみんな似ているというので、レッドはブーバーとあたしには似ているところなんてないなんて否定しています(笑

レッド “ Oh,Mokey.Just what I think you know everything,I realize you don't make any sense at all. ”
 「モーキー、あなたは全てを知ってると思ったけど、それ全く意味がわかんないわよ」
あはは。
don't make any senseもよく出てくる表現の一つですね。



~ 広場のシーンから ~
長老 “ Get out of my way.All right,Red Fraggle, just what have you been up to ? ”
 「邪魔だ、どいてくれ。よーし、レッドフラグル、なにがあったんじゃ?」

What have you been up to ? は「最近どうしてる?」ってな意味だけど、ここだとjustもあるし「何をやっていたのかね」ってな意味のほうがぴったりする気がします。



~ 長老が戦争の意味をウェンブリーに教えているシーンから ~
長老 “ You know war? You have a bunch of fraggles on one side,who hate a bunch of fraggles on other side. ”
ウェンブリー “ Why? ”
長老 “ Why what? ”
ウェンブリー “ Why do we have to hate the other Fraggles? ”
長老 “ Because you can't have a war without hate.That's why. ”

英文的には簡単だけど、長老の答えにウケたので書いてみました。
「憎しみがないと戦争できないから」ってそんな答えあるんでしょうか(ノ∇≦*)


~ モーキーとベージュの会話シーンから ~
ベージュ “ Oh gee,when you put it that way sound's pretty awful. ”
put it that way・・・そんな風に言う,その言い方をする
ちなみに
Since you put it that way. だと「きみがそこまで言うなら・・・」
putting it another way だ と「別の言い方をすれば」「言い換えると」
合わせて覚えておこうっと。


ベージュ “ Please.You're going to have to watch your language. ”
モーキー “ What do you mean? What? ”
ベージュ “ We don't think it's nice to use that word. ”
モーキー “ What word? ”
ベージュ “ You know,the "W" word. ”
モーキー “ Oh,I see,you mean,uh...Whoopee!! ”
ベージュ “ Having a prisoner has got to be a lot more difficult than I thought it would. ”

 「頼む、キミ、言葉遣いに気をつけてくれないか」
 「え、何どういうこと?」
 「我々はその言葉の使用はいいことと思っていないんだ」
 「どの言葉?」
 「そのWのつく言葉」
 「ああ、これのことね? ウーピーー!!」
 「囚人を持つって思っていたよりずっと大変だなこりゃ」

watch your language ・・・「言葉遣いに気をつけて」「口のきき方に気をつけろ」
ここも取り立てて難しいところではないんだけれど、than I thought it would というのがうまく使えない表現だったので、書き留めておきます。


~ 長老チーム ~
長老 “ Well,I had a hope this day will never have to come. But I guess it has,so let's get going ! ”
 「こんな日が絶対来ないことを願っていたのじゃが・・・。でも来たからには、さあやるぞ!」
Let's get going !・・・「じゃあ行くか!」「さあ始めよう!」
この長老の変わり身というか、「やるぞやるぞ」な物言いがおかしいの(ノ∇≦*)

おかしいと言えば、相手側フラグルたちのジョークも、何がおかしいのやら。
これです↓
“ I met a man who had a son, he also had a daughter too! ”
なんだこれ(ノ≧∀≦)ノ これで「ハハハ、ヘヘヘ、ホホホ」と笑うのか~!


こちら側フラグルたちは長老についていき、隠していた昔の武器(大砲)を見つけるんです!
2012y07m24d_123728256.jpg
ひゃあ!
フラグルに大砲なんて物騒なモノが飛び出すとは思いもしませんでした。
すっかりクモの巣に覆われているところを見ると、長い間使われていなかったことが分かります。

長老は “ Remember my fellow Fraggles,we will be victorious!  We will be triumphant! ”だの “ Victory is the destiny in my follow Fraggles! ”だのみんなを鼓舞していますが、レッドは「モーキーのことを忘れないで」「モーキーを助けるためにこんなことやっているんでしょ」と長老に言っています。

結局レッドが一群を率いて軍隊の隊長のような掛け声をかけるんだけど、
レッド “ All right! You lilly-livered pebble heads! Let's following ! This isn't a picnik we're going on ?! ”
長老 “ I couldn't have said it better myself ! ”
2012y07m24d_125001597.jpg
 レッド「よーし、腰抜けども! さあ整列しろ! おれたちは今から遠足に行くのか?!」
 長老「わしならそんなにうまいこと言えなかっただろうよ!」
 I couldn't have said it better myself ! は自分だったらそんな風に言えないだろう、つまり「うまいこと言うなあ」って意味です。
このシーンね~、レッドの言い方というか体の動かし方というか、いったいどこでそんなこと覚えたのってなくらいぴったりはまってるの(ノ≧∀≦)ノ



モーキーは敵のスパイだと思われ、相手側の長老にこう言われてます。
“ Out with it ! ”  「話せ!」「さっさと吐け!」


そうそう、こっち側フラグルとあっち側フラグルが距離的にどれくらい離れているかというと、レッドが広間に戻った際に誰かが “ Lunch time! ”と言っていたので、おそらく大急ぎで半日かかるくらいだと思われます。
それから戦の用意をして出向いてるんだろうから、敵地の近くに着いたのが夜。野営してるわけです。
それで “ They'll probably attack at dawn. ” 「やつらは明け方に攻撃してくるつもりだろう」と言っているんですね。



~ 決戦前夜のレッドと長老シーンから ~
「そもそもなんで他のフラグルと私たちがこんなに離れて暮らしているのか」というレッドに 「他のフラグルたちがユーモアのセンスがないから」だと答える長老。
具体的に挙げているのがこちらです↓

長老 “ That's why I'm telling you,they didn't laugh at radish jokes, they didn't laugh at Gorg jokes, they didn't even laugh at jokes about Fraggles who ate their socks... ”
レッド “ I can't believe this...! ”
「何でかって言うと、彼らはラディッシュジョークも笑わん、ゴーグジョークも笑わん、靴下を口に咥えたフラグルがおっても笑わんかったのじゃ」
「信じらんない・・・」

で、これよ↓

長老 “ Well,I will tell you the worst part,they thought the funniest thing about a Fraggle getting hit in the face with a pie was having to clean it all up! ”

こりゃもーオチが分かる伏線(笑



~ レッドとベージュが鉢合わせしちゃうシーンから ~

レッド “ How could you put my best friend in the cage,crazy Fraggle?! ”
「私の親友をオリに入れるなんて、なんてことしてくれたのよ、このいかれフラグル」

突然相手フラグルとぶつかったのでお互いに一瞬固まっちゃうんだけど、何か言わなきゃってことでレッドが啖呵切っています(笑
How could you?で「なんてことしてくれたの」ってことだよね。

ベージュ “Crazy? I'm crazy? What are you doing here with an army,you,you brutal Fraggle?” 「クレイジーだって? きみこそここでそんな武装してなにしてるのだ、この、この、残忍フラグル?!」
レッド “ Brutal? But,but,I don't wanna hurt anybody.I just wanna help Mokey! ” 「残忍ですって? 違う、違う、私は誰も傷つけたくなんかない。ただモーキーを助けたいだけなの!」
ベージュ “ Oh, that's what I want,too. ” 「それ、ぼくも同じだ」
レッド “ You mean you don't want a war? ” 「それって戦争したくないってこと?」
ベージュ “ No.Do you? ”  「きみもかい?」
レッド “ No! Way? ” 「ええ! 当たり前じゃない」

ふたりの誤解は解けたけど・・・

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それぞれのリーダーである長老同士が相手を威嚇しています。

レッド “ What everyone needs is a really good laugh! ” 「私たちみんなに必要なのは笑いよ!」
ベージュ “ Right ! ” 「その通りだ!」

どうするかって、もう決まってるよね。
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レッドとベージュは自分たちのじーさんばーさんに「123それ!」でパイを投げつけました(ノ≧∀≦)ノ

これにはみんな大ウケ!

“ All Fraggles are laughing the same thing ! ”
 「全てのフラグルが同じことで笑ってる!」

みんなほっとした瞬間です♪

“ See,all Fraggles are alike.They all laugh.”

うんうん(ノ≧∀≦)ノ やっぱりこうでなくちゃね!



まとめ

使えそうなフレーズ

 What have you been up to ?・・・ 「最近どうしてる?」

 Since you put it that way.・・・ 「きみがそこまで言うなら・・・」
 putting it another way ・・・「別の言い方をすれば」

 Let's get going !・・・「じゃあ行くか!」「さあ始めよう!」

 I couldn't have said it better myself !・・・ 「うまいこと言うなあ!」

 Out with it ! ・・・「話せ!」「さっさと吐け!」

 How could you?!・・・「なんてことしてくれたの!?」



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