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フラグルロック88話『The River of Life/川を大切に』のリスニング その1 [フラグルロックで英語勉強]

先日UPされたこちらの公式動画を。

『Fraggle Rock "River of Life" 』



88話『The River of Life』の一部です。
これこれ! 個人的に大好きな回!!

今回は、もーこれっきゃない。88話『The River of Life』(コンプリートDVDファイナルシーズン3枚目) です。


フラグルロックの全作品中、いつものエンディングではない回が確か3回あります。ひとつは最終回。もうひとつは49話『The Bells of Fraggle Rock』(日本版「きみのベルを鳴らせ」ではいつものエンディングが流れますが、オリジナルは劇中歌をフラグルたちが歌うバージョンになっています)、そして残りがこの88話『The River of Life』です。特別な回なんですね。


動画部分はフラグルの冒頭シーンにあたるのですが、この回は博士の行動がフラグルとゴーグの運命に直結しているので、まずは博士のシーンから書きます。


― 博士と犬のシーン ―

  “ I met a man who has scheme that could make us a hundred thousand dollars, overnight. ”

とびっくり発言で登場する博士。英文的には難しくないけど、英語の数字の表し方が出てたので書いてみました。
 a hundred thousand dollars …10万ドルですね。英語での数字の表現方法って苦手だなあ。

一晩で10万ドルになる話を持ちかけられ、お金が手に入った後の想像を楽しんでいます。スプロケットはスポーツカーを提案しますが、博士はエメラルドラグーンによる南太平洋豪華クルーズにしようと言っています。なぜいきなり10万ドルが手に入るかというと、

(地図を広げながら)
  “ These here are caves, right below our property.And he said this whole Limeston Formation is perfect place for long term storage of industrial waste.”
 「我々の土地の下に洞窟がある。彼が言うにはこのライマストン層は長期に産業排水を貯めておくにはもってこいの場所なんだそうだ」
 industrial waste…工場下水、産業廃棄物
 storage…貯蔵、保存(この単語は普段ブーバーがよく口にする単語ですね)

博士に話を持ってきたのは、なんと産業廃棄物処理係!
Limeston は博士の家近くの土地の名前かな。Limeston Formationはその場所の地層だと思います。
つまりフラグルロックのある真上を産廃を流す場所にしようという計画を持ってきたわけです。これは大変!
相手は「適切に処理されて害はない」なんて言ったらしいけど、どうなのか。スプロケットは話を聞いて大慌てで博士を止めます。
博士はまだサインをしていません。でも

  “ They’re just trying out the new injection proceeds right now. It's only a measly hundred gallons of harmless industrial waste,it wan’t hurt anyone.”
 「彼らはちょうど今産業排水の注入を試しているところだ。たった100ガロンぽっちの産廃だよ、害のないな」
 injection…注入、注射
 proceeds…収益、利益
 measly…ちっぽけな、わずかな

博士にとってはお金になることなので、proceeds という単語を使ったのかな。博士にとってこれは願ってもいないわくわくする申し出です。スプロケットがいくらやめろと言っても、博士は壁の向こうにはなにもいないと信じているんだもの!


水がフラグルロックに滴り落ちていきます。(ここから動画部分スタート)

この水は産業排水です。ひゃあ~~!!

― フラグルのシーン ―

 レッド “ C'mon, Boober! It's a hot day and we're all going for a swim.”

というレッドの言葉で始まります。「今日は暑いからみんなで泳ぎましょ」ってブーバーを誘ってるのね。
でもブーバーったら、

 ブーバー “ Soory,Red,but swimming is not on the agenda today.”
 「ごめんね、レッド、今日の予定に水泳は入っていないんだ」
 agenda…行動計画、予定表

代わりに何するのとモーキーに聞かれたブーバー

 ブーバー “ Well, I thought I'd do a little ANTING.” 「ちょっとアリしようと思って」
 モーキー “ ...ANTING? ” 「・・・アリするってなに?」
 ブーバー “ Yeah,watcing Ants.” 「アリを見ることさ」
 レッド “ He'd sooner watch ants than swim? ” 「水泳よりアリを見るってか?」

あはははは。ブーバーがおかしい(ノ≧∀≦)ノ
しかしこのanting の部分は何て言っているのかしばらくナゾでした。次のwatcing ants で何かを見ることだと分かったものの、アリだといきつくまでにちょっと時間がかかっちゃいました。アリだと分かればantsにしか聞こえないし、anting と言ってるんだと分かるけど、咄嗟には結びつかなくて「え、なに?」ってなっちゃうんだよね。


 ブーバー “ Ants are fabulous little guys. Look, there’s one now. ...No, that’s moss. Anyway, I think this particular cave is little too dump for Anting. ”
 「アリはすごいヤツなんだよ! いいかい、ここにいるのを見てよ。…いやこれは苔だ。とにかく、この特別な洞窟はアリの観察には汚れすぎてるんだろうな」

と話している途中で「何のにおい?」とブーバーが異変に気づきました!
モーキーとレッドには分からないみたいですね。

 ブーバー“ It’s kind of a tiny order with a bitter sort of edge to it. It’s very weird. I'm gonna check it out. ”

この It’s kind of a tiny order with a bitter sort of edge to it.がうまく訳せません。tiny orderは普通小口注文のことだよね。でもこのorderは状態を表してるんだと思う。苦し紛れな意訳だけど「わずかだけど、ちょっと危険な感じ。すごくヘンだよ。見てくる」ってところかな?

 モーキー “ There goes the most sensitive sniffer in Fraggle Rock. ”
 「彼ってフラグルの中でいちばん敏感な鼻を持っているのね」
 レッド “ Oh,come on,Mokey. Let's go get in the water ! ” 「さあ、モーキー、水の中にゴー!」



この後本編ではゴーグのシーン。
ゴーグの王様が王子に「母さんと小川へ遊びに行ってくるからな」と言い、王子も一緒に行きたがるけど、王様は王妃とふたりでいちゃいちゃしたいため王子に庭の世話をするように言うの。
一人になった王子が庭の野菜に水を撒いていると、葉っぱがしおれて黄色になっちゃいました。
 wilt…草花がしおれる

うーん・・・これは水が原因に違いない。



その後、動画の残りのフラグルのシーンになります。マットおじさんがいるシーンね。
ファイナルシーズンのマットおじさんはフラグルロックにいることが多いです。
プールの水が少なくなって、泥が見え始めているみたい。

 モーキー “ Must be this heat wave, the miracle of evaporation. ”
 「この暑さのせいね、蒸発という驚異だわ」
 evaporation…蒸発乾燥

ここでモーキーはひとり退場してます。

 ゴーボー “ Well, so much for our swim.” 「ま、泳ぎはナシだね」
 so much for…「~しても無駄だからからやめよう」の意味

 マットおじさん “ What? That's nonsense. Do you know what we would have done back in the olden days ? ”
 「なにを言うか。ナンセンスな。昔に戻りゃいいじゃろ?」

 レッド “ Wait for it !”
  Wait for it !「いいか、よく聞け」という慣用句。レッドが(さあマットの論説が始まるわよ)ってカンジでうんざりしながら言ってる台詞(ノ∇≦*)


マット “ We would have run down to Waterwheel Cavern? Hauled that water back here in buckets and topped off up that pond.”
 「ウォーターホイール洞窟まで走っていって 水をここまでバケツ輸送して、池を満たしただろうに」
 haul…運搬する、引っぱる

フラグル用語
 Waterwheel Cavern…ウォーターホイール洞窟。名前の通り水車のある洞窟


 ゴーボー “ Gee. Run all the way to Waterwheel Cavern in this heat?”
 マット “ Absolutely. And of course,we’d have been singing ,too. I suppose younger folk were made of tougher stuff in those days.”
 レッド “ Give me a break! ”

 「この暑さの中、ウォーターホイール洞窟までずっと走ってくの?」
 「その通り! もちろん歌いながらな。当時も若い連中のほうがタフでその仕事にゃ向いておった」
 「勘弁してよ」

昔ながらにバケツリレーをやったらどうじゃ、ただし若いもんだけでな、って言っているマット(ノ∇≦*)
冗談じゃないわよって言うレッドにゴーボーは「あそこまで走ってって水汲んで帰ってくるなんてキミにゃできっこないだろ」って言うもんだから、「できるわよ!」って売り言葉に買い言葉で答えてます。

 ゴーボー “ Ha,ha,ha. Isn't she hilarious?” 「ハハハハハ。彼女ってほんっとウケるよね」

 この hilarious もよく出てくる単語ですね~。 You're hilarious.That's hilarious.みたいな使い方のときは、「超ウケる」「最高におっかしい!」みたいな意味だよね。
レッドならバケツ輸送なんてやりっこないのにと思っているゴーボー、もちろんレッドだけじゃなく誰もやるわけないじゃんって気持ちなんでしょう。
だけど、この “ Isn't she hilarious?” というゴーボーの台詞に対して、

 マット “ On the contrary,I'm grad somebody here to think they’d be up to it.”
 「とんでもない。わしゃ嬉しいぞ、やれると考えてくれるものがここにいるとは」
 on the contrary…それどころか、とんでもない

これまた苦手な表現が出てきた…。何がって、be up to たった3つのシンプルで簡単な単語の連続なのに訳そう思ったら難しい表現のひとつだなあ。基本的には「しようとしている」「企んでいる」「やりこなす」「~に向かっている」という意味だよね。
いくつかよく使われるフレーズを書いておこう。(このまま覚えちゃえ)
 It's up to you. …「あなた次第です」
 What have you been up to ? …「最近どうしてた?」
 What are you up to tonight ? …「今夜の予定は?」


動画に戻ってっと。「私ならできるわよ」と言ったレッドのことをマットが誉めたので、ゴーボーも “ Oh, well, I can do it, too.” 「ぼくもできるぞ」と言い、ウェンブリーも “ So could I.” 「ぼくも」と答えてるけど、いいのかな~?

「すばらしい! わしゃバケツを持ってこよう。じゃな」と出て行くマット。
残った3人。

 ウェンブリー “ Neat!”
 neat…「きちんとした」「手際のいい」「簡潔な」「すばらしい」
 これフラグルロックでもわりに使われる表現で、「適切ですばらしい!」ってなことかと。

 ゴーボー “ Now, look what you got us into.”
 レッド “ It wasn't my idea ! ”
 「誰のせいでこうなったんだよ」
 「私のアイデアじゃないったら!」

ゴーボーはレッドがぼくたちを巻き込んだからこうなったと言っているけど、バケツ輸送なんてマットが言い出したことだもんねえ(ノ∇≦*)



続きは次回~♪



~ 今回の使えそうなフレーズ ~

ゴーボーの台詞から

 So much for ~ 「~はもうおしまい」「~はこれまで」


もういっちょ。レッドの台詞から 

 Wait for it ! 「いいかよく聞けよ」




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