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フラグルロック30話『Boober's Dream/夢で出会ったぼく』 その3 [フラグルロックで英語勉強]

フラグルロックのリスニング、30話『Boober's Dream』(「ブーバーの夢」というタイトル。日本版では「夢で出会ったぼく」) その3の今回が最後です。


前回は、サイドボトムという恐ろしいフラグルが出てくるせいで眠れないというブーバー。ウェンブリーは陽気なサイドボトムのことをとっても気に入っちゃったんだけど・・・ってとこまででした。


フラグルの広間ではみんながFraggle Freezeという鬼ごっこをやっています。鬼に触られた人は氷みたいに動かないでじっとしてなきゃだめっていうやつね。
そこへやってきたウェンブリーとブーバー。フラグルフリーズは楽しすぎるから、もっと安全で退屈なことをしようと言い、すかさずレッドが「退屈なこと?オッケー。マットおじさんのハガキを読んでよ」って言ってます(ノ∇≦*)

で、マットのハガキ。

 マット “ I just discovered that the shiny creatures who live in this world share dreams. But not exactly as Fraggle do. Last night I watched these large shiny beasts settle down in their beds, close their eyes and go to sleep. ”
  「この世界に住む光る生き物が夢を分けるのを発見した。でも正確にはフラグルのやり方と違う。昨晩わしが見たのは大きな光る獣が床に就き、目を閉じて、眠るところだ」

さあて、これは何の説明でしょうか? 
ドライビングシアターのことですヨ。光る生き物とは車のことね(ノ∇≦*)あはは!

でね、でね、そこて上映されているのが「ダーククリスタル」なの! ヒロインのキラが映っているんです!

 マット “ What kind of dream is that? Bizarre! ” 「こりゃどんな夢だ? 奇妙じゃ!」bizarre という単語がここで使われてる)

んで、ハガキが終わるとモーキーがこう言うの。

 モーキー “ Boy, that was some weird postcard! ” 「まあ。おかしなハガキね!」

これねーっ、ダーククリスタルのヒロインのキラを演じているのがモーキー役のKathryn Mullenさんだからなんだよね!フラグルロックのモーキーをやる前にやっていたのがダーククリスタルのキラなの(ノ≧∀≦)ノ 



おかしいといえばってんでブーバーの夢の話になります。ウェンブリーからサイドボトムのことを聞くみんな。

 レッド “ Fun? Now wait a minute, Wembley. Boober’s a Fraggle who thinks giggling is bad for you. ”
  「面白い?ちょっと待ってよ、ウェンブリー。ブーバーは笑うのは悪いことって考えてるフラグルなのよ」

あはは(ノ∇≦*)
ウェンブリーは “ Sidebottom is a riot! ” 「サイドボトムはとっても面白いんだ」 ってここで再び a riot という語を言っているの。

サイドボトムは寂しそうだったし、約束したからってことで、今度はみんなでブーバーの夢の中へゴー!
その前に、「また会いに来るなんて約束はしないこと」という約束をします。フラグルが約束する際の誓いの言葉は、ほい。Weeba Weeba, Waffa Waffa, Garpox, Gimmage, Whoopee!


サイドボトムとみんなが出会うシーン。

 サイドボトム “ Mokey, Mokey, you look ravishing. ”
 モーキー “ Oh! Thank you. ”
 サイドボトム “ And, Red, seeing you here is beyond my wildest dreams! ”
 レッド “ Oh. ”
サイドボトム “ Gobo, Gobo, I’m particularly pleased you came. I know how everyone admires you. ”
 ゴーボー “ Gee, nice of you to say so. ”
 サイドボトム “ Now we’re going to sing songs and play games and have fun, fun, fun!! ”
  「モーキー、モーキー、きみは魅力的だ」
  「まあ!ありがとう」
  「レッド、ここできみに会えるなんて想像もしていなかったよ!」
  「そう」
  「ゴーボー、ゴーボー、きみが来てくれて本当に嬉しいよ。みんながどんなにきみを尊敬してるか知ってるんだ」
  「そう言ってくれて嬉しいな」
  「さあ歌って遊んで楽しもう!」
  ravishing…魅惑的な、うっとりさせる
  beyond one's wildest dreams…想像をはるかに超えた

この調子よさったら! もーみんなすっかりサイドボトムが好きになっちゃった!
ここでサイドボトムがレッドに言ったbeyond my wildest dreams これは想像をはるかに超えて素晴らしい、天にも昇るような気持ちを表す面白いフレーズ。


 サイドボトム “ Tons of fun, piles of smiles, carafes of laughs! ”

ん~、tons of funは楽しいことがいっぱい、piles of smilesは笑顔が山積みってのは分かるけど、次のcarafes of laughsのcarafesが分からずに聞き取りに詰まりました。
  carafe…ガラス瓶、水差し
笑いがいっぱいってことを言うのに、carafeという単語を用いてるのかー。


サイドボトムはみんなにジョークを披露します。
このジョークがこれまた分かりづらくて苦労したところ。

 サイドボトム “ Want me to tell you the one about the high rock wall? ”
 みんな “ Yeah! ”
 サイドボトム “ I’d better not…you might not get over it!! ”

・・・え~っと。こりゃ、どう訳せばいいのでしょうか?(笑
 「高い岩壁について話してもいいかい?」
 「うん!」
 「やめといたら…乗り越えられないだろ(みんなびっくりだね)」
get over は「乗り越える」だけど、not get overで、「こりゃ驚いた」という口語表現なんだって。


次のジョーク。
 サイドボトム “ What goes “Wheepoo Wheepoo Wheepoo”? ”
 みんな “ What? ”
 サイドボトム “ A Whopee cushion in reverse! ”
  「ウィープーウィープーってやってるのはな~んだ?」
  「なに?」
  「ウーピークッションがリバースしてるのさ!」

はいはい(ノ∇≦*)

ブーバーは何度もみんなに起きるよう言ってます。
ブーバーとの約束でみんなが会いに来るのは一度だけだと知ったサイドボトムは、みんなに Fraggle Freeze(フラグルフリーズ)をやろうと提案。ぼくが「タグ」というとフリーズするんだよと“ Tag! Tag! Tag! Tag! ” とやり、夢の中なのでみんなフリーズして動けなくなっちゃいました。
サイドボトムはみんなのことが大好きだから、ずっとここにいて欲しいんだって。

 ブーバー “ I told you fun was dangerous! ” 「だから言ったじゃないか。楽しみは危険だって!」

あははは(ノ∇≦*)

でまたジョークですよ。

 サイドボトム “ How do you keep a frozen Fraggle in suspense? ”
 ウェンブリー “ How? ”
 サイドボトム “ I’ll tell you later! ”
  「凍ったフラグルをどうやって焦らすのでしょうか?」
  「どうやって」
  「後で言うよ(近いうちに)!」
  keep in suspense…焦らす

この I’ll tell you later! これもダブルミーニングだね。「またね」「近いうちに」という慣用表現と、文字通りの「後で話すよ」をかけてるのね。


みんなは放して欲しがっているんだけど、サイドボトムはもう孤独にはならないって喜んでます。

 サイドボトム “ How would you like to be Boober’s dream? It’s sort of tough being stuck inside a guy who wouldn’t know a whoopee cushion if it hit him on the head! ”
 ウーピークッション “ Whoopee! Whoopee! ”
 ブーバー “ That does it! I’ve had enough! ! ”
  「ブーバーの夢はどう?ウーピークッションに頭を叩かれるやつの中でじっとしているなんてちょっとタフだよね」
  「ウーピー!ウーピー!」
  「もういい!もうたくさんだ!!」

んんん…っと。ここ、サイドボトムの台詞が聞き取れずよく分からなかった上に、どう訳そうか迷った部分。
とりあえず上のように訳したけれど、ちょっと自信ないなあ。

さらにも~っと分からなかったのが、この後。ブーバーがサイドボトムを捕まえて上に乗っかったシーンのやりとりです。

 ブーバー “ Listen! If I let you up, will you let my friends go? ”
 サイドボトム “ Knock! knock! ”
 ブーバー “ Who’s there? ”
 サイドボトム “ Lettuce. ”
 ブーバー “ Lettuce who? ”
 サイドボトム “ Lettuce up and you’ll find out. ”

なんだ、こりゃ? 
いやそれ以前に、lettuceの部分をlet usと聞いていて、lettuceだとは思いもしていなかったの。で、このテのノックノックジョークを調べたら、あるんですよ、これが!野菜のlettuceとlet usは同じ発音になるのでこのジョークがあるんだって。
(ちなみに Knock! Knock! 「トントン(ドアを叩く音)」で始まるノックノックジョークは英語ジョークの定番。Knock! Knock! と言われたらWho’s there? と返し、相手が何かを言い、そのなにかにwho?と続け、オチを言うってやつ。フラグルロック50話『Boober and the Glob』でこのノックノックジョークがたくさん出てきます)

 「トントン」
 「だれ?」
 「レタスです」
 「レタスって?」
 「中に入れてくれれば誰だか分かるよ!」

ええと、いいや、次いこう(笑


 ブーバー “ Will you ley my friends go, or do I sit here forever? I can do it, you know. It’s my sort of activity. ”
  「ぼくの友達を自由にするか、ぼくが永遠にここに座っているかだ。ぼくにはできる、ぼくの行動次第だって分かってるよね?」

ここもね~、 It’s my sort of activity.の部分がうまく訳せません。


分かった分かった、最後にはきみが勝つんだ、というサイドボトム。動けるようになったみんな。

 サイドボトム “ You win. You ALWAYS win. But what I don’t understand is why are you fighting with me? ”
 ブーバー “ We’re fighting because you’re fun! And fun is dangerous. And it gets out of control. And…wait a minute. We had a fight, and I won. I’m the one who’s in charge around here. ”
  「きみの勝ちだ。いつもきみが勝つんだ。でも分からないな、どうしてぼくと戦うの?」
  「そりゃあきみが楽しいからさ!楽しみは危険なんだよ。コントロールできないからね。いや…待てよ、ぼくらは戦って、ぼくが勝った。ここを支配してるのはぼくなんだ」

サイドボトムがどんなに愉快だろうと最終的にコントロールしているのは自分だと分かったブーバー。

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ふたりの最後のやりとりです。

 サイドボトム “ We’ve known each other a long time. ”
 ブーバー “ Well, if anybody’s going to be a part of me, it might as well be you. Even if you do look like a potato. ”
 サイドボトム“ Well, so do you! Hey, let’s make a deal. I’ll keep out of your dreams if you just let me break loose now and then, okay? ”
 ブーバー “ Well, okay, but you promise you’ll never be too much fun in front of my friends? ”
 サイドボトム “ All right. I promise. ”
  「ぼくたちは長い間お互いを知ってるよ」
  「だれがぼくの一部になろうとしても、きみよりうまくはいかないよね。きみはジャガイモそっくりだけどさ」
  「きみもだよ! ねえ取引きしようよ。きみがぼくを解放してくれたら、きみの夢には現れないよ。いいかい?」
  「分かった。でも、ぼくの友達の前ではもうバカ騒ぎしないって約束してくれる?」
  「分かった。約束するよ」

ジャガイモそっくりってまた言ってる~(ノ≧∀≦)ノ

かくてサイドボトムはブーバーの一部としてブーバーの中へ入ったのでした。ブーバーが自分の中の認めたくなかった潜在意識を認めて受け入れたんだね~o(*⌒―⌒*)o



最後に夢から覚めたみんなのやりとりです。

 レッド “ I have to hand it to you, Boober. That dream was not boring. ”
  「あなたのすごさを認めなくっちゃだわ、ブーバー。夢は退屈じゃなかった」
  hand it to 誰々…「○○の偉大さや長所を認める」「敬意を表します」「高く評価する」って意味の慣用フレーズ

すごいジョークをたくさん知ってるんだねと言われたブーバー。

 ブーバー “ I do not know great jokes. I am distinctly un-hilarious. ”
 レッド “ Oh, that’s our old boring Boober. ”
 ウェンブリー“ All one of him! ”
 みんな “ Yeah. ”
 モーキー “ Boy, but, you know, I’ve never knew he was so versatile. ”
  「すごいジョークなんて知らないよ。ぼくは間違いなく楽しいやつなんかじゃない」
  「いつもの退屈なブーバーね」
  「それでこそ彼だ!」
  「そうだな」
  「それにしても、彼があんなに多才だったなんて知らなかったわ」
  distinctly…疑いなく、 明白に
  versatile…多才の、多芸な
  un-hilarious…hilariousは「大変陽気な」「とても楽しい」って意味だけど、unをつけて、「陽気ではない」「とても楽しくはない」という反対の意味にしている


ひとりになったブーバーはちゃんとサイドボトムがいるか確かめたのでした(ノ≧∀≦)ノ



 ― 今回の使えそうなフレーズ ―

  サイドボトムがレッドを見て言った台詞
  Seeing you here is beyond my wildest dreams! 「あなたにここで会えるなんて想像もしていなかったよ!」


  夢から覚めたレッドがブーバーに言った台詞
  I have to hand it to you. 「あなたのすごさを認めざるを得ないわね」




この回のリスニングの個人的感想を少し。
この回はなんといってもサイドボトムの聞き取りでつまりまくりました。なんとなくは分かるのよ、なんとなくは。サイドボトムのテンションの高さも、ウェンブリーのテンションの高いときに比べたら聞き取りやすいし。でもねー、ジョークの部分は、こりゃもうどれだけイデオムを知ってるかにかかってくるし、ダブルミーニングになってる部分やダジャレなんて知らなきゃ通じないもんね。それが分かったところで文化の違いもあるからなあ。そもそも解説しなきゃ笑えないジョークってどうなのよ…ってんで、文化の違う国のジョークは難しいなあと改めて思ったのでした。
でもね、サイドボトムが出てくる話はストーリー的にはとっても面白いの!この回はブーバーの夢の中にしか現れなかったけど、その他の回は実際に出てきてブーバーとコントのようなことやってくれるから(ノ∇≦*)
ただこの回でみんなはサイドボトムに会ってるのに、別の回ではサイドボトムをブーバーとしか思ってなかったことは疑問です(笑



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