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フラグルロック45話『Wembley and the Great Race/勝っても負けても』 その2 [フラグルロックで英語勉強]

今回取り上げるのはシーズン2から『Wembley and the Great Race/勝っても負けても』 のリスニングの続きです。前回は博士のシーンをやりました。今回はフラグルのシーンです。2回に分けます。

まずはフラグル用語とキーワードを押さえておきます。この回、これが分かっていれば聞き取りが楽です。
どれもレースに関するものですね。

フラグル用語
フラグル独自のレースが3つ
Rockbeetle Race(ロックビートルレース)…「ロックビートル」と叫びつつMossball(苔ボール)を鼻で転がすレース(RockbeetleMossball もフラグル用語ですね)
Front&Back Race(フロント&バックレース)… 観衆の掛け声「反対向き!」と共に逆向きで走るレース。前を向いていたら後ろ向きに、後ろ向きなら前向きに走る
Run-Hop-Swing&Run Race(ラン・ホップ・スウェイング&ラン レース)… 走る、跳ぶ、縄でスウィング、再び走るレース


【この回のキーワード】
 race … レース、試合
 competition …コンペティション、競技 競争相手
 coach … コーチ
 imagine … イメージする
 cross the finish line … ゴールをする
 win(過去形won) … 勝つ
 lose … 負ける
 lose to … ~に負ける
 a sore loser … 負け惜しみを言う人 (a をつけることに注意)
 can do it … やればできる
 I did it! … 「やった~!」「できた!」
 lose(過去形lost) on purpose … わざと負ける
 You’re on. … 「よし、のった! 」「合点承知」

一番押さえておきたいのは、a sore loser 「負け惜しみ」 という語です。この語が一番のキーワードです。



この話にはゴミーさまやゴーグは出てきません。

ではリスニング開始。

― フラグルのシーン ―

【レッド&ウェンブリー 特訓中】
このシーンはさりげないけれど気になったシーン。理由は後述。

 レッド “ Oh, great, Wembley. Not only do you have talent, but, let’s face it, you have a fantastic coach. Me! How could you lose? ”
  「いいわ、ウェンブリー。実力あるし、第一素晴らしいコーチがついてるもんね。私が! 勝てるわよ」

学校で必ず習う not only…but の形(ノ∇≦*)
let’s face it はいわずもがな、レッドがよく口にするフレーズ。何度も書いたし、ここでも口にしてるという例。

レッドはしっぽの捻挫(sprain one's tail) で包帯してます。レースの練習に張り切りすぎて怪我したのかな。レッドはゴーボーに勝てると言っているけれど、ウェンブリーはゴーボーに勝つなんて思っていません。

 レッド “ The secret to my success…is that before a big race, I imagine myself winning.”
 ウェンブリー “ But, but, I can’t imagine myself winning, because I never won a big race.”
  「私の成功のヒミツはね…(誰にも聞かれないように耳元で)レース前に自分が勝つところをイメージすること」
  「でも、でも、ぼくが勝つなんてイメージできないよ。大きなレースで勝ったことないもん」

レッドはウェンブリーに目をつぶらせて、モスボールを鼻で押してゴールするところをイメージさせます。

 レッド “ Now, imagine Gobo crossing the finish line AFTER YOU! ”
 ウェンブリー “ ...I can’t. ” 
 レッド “ Wembley, you have to be able to do that to beat Gobo! ”
 ウェンブリー “ Why is it so important to beat Gobo? All I want to do is do my best! ”
 レッド “ Okay, Wembley. Why don’t you get your things, and I’ll meet you at the race.”
  「さあイメージして。ゴーボーがゴールするところよ、あなたの後で!」
  「…できない」
  「ウェンブリー、ゴーボーに勝つためなのよ!」
  「ゴーボーに勝つことってそんなに大事? ぼくはぼくのベストを尽くせばいいんだ!」
  「分かったわ、ウェンブリー。準備して、レースで会いましょう」

cross the finish line はこの回ずっと出てくるので押さえておこう。
get one's things あるいはget one's stuff もフラグルロックでよく出てきて覚えたフレーズ。「荷物取ってくる、準備する」って意味。

さて、このウェンブリーとレッドのシーンの何が気になったのか。2つあります。
1 なぜレッドの代わりの出場者がウェンブリーなのか。
ブーバーとモーキーはスポーツが得意じゃないから消去法でウェンブリー…ってのもあるだろうけど、別の理由もある気がする。普段ゴーボーの陰になって気づかないけれど、実はウェンブリーってスポーツ大好きなんじゃないかな。競技系のモノにはウェンブリー&ゴーボーで出場してるし、ゴーボーのコーチしたり、ロックホッケーの試合では審判してたしね。レッドは多分ウェンブリーの実力を認めていて、鍛えればゴーボーに勝てると信じてるんだと思う。事実、実力はあって、問題は精神面の気もするし。
2 勝ち負けに関心のなさそうなウェンブリーの競争に対する態度
「ゴーボーに勝つことってそんなに大事? ぼくはぼくのベストを尽くせばいいんだ!」
これ!これがウェンブリーのすごいところだー!(声を大にして言いたい!)
なにがってさ、ゴーボーやレッドみたいに競争に興味があって負けたくないという意識があれば一生懸命練習すると思うけれど、ウェンブリーは「競争に勝つ」ということに無頓着でこれまでも勝ったことがないって言ってるんだよ? 競争すれば負け、「勝つことはまあどっちでもいいや~」っていうタイプの人はいるよね。かくいう私自身がそう。でもこのタイプって「できれば競争することから逃げたい」っていうのが本心だと思うの。
なのにウェンブリーったら本心から「自分のベストを尽くしたい!」って思ってる。自分は勝てっこないと信じてるのに、懸命に練習してベストを尽くしたいって! うわあ、 なんてイノセント! これこそがウェンブリーの強さだ~~~~(っ*≧▽≦)つ


【ゴーボーとウェンブリーの部屋】
部屋に入るとゴーボーがいてマットおじさんのハガキになります。ハガキもレースについての内容。怖がらせて走らせるために空砲を打ち、一番怖がった人が一着になる、とな(ノ∇≦*)あはは!

 ウェンブリー “ I think it’s more important just to do your best.”
 ゴーボー “ Yeah, but, how are you going to know what’s your best if you don’t win? I mean, I don’t know about you, Wembley, but I hate to lose. And don’t you ever get mad losing to me all the time? ”
 ウェンブリー “ Well, no, because you’re my best friend and I’m not really good enough to win.”
 ゴーボー “ Well, sure you are, Wembley. Why, you’re as good as me, and with Red coaching you, and the way you’ve been training, why, you’re my competition in this race. Not that there’s ever be any real competition between us.”
  「大事なのはベストを尽くすことだよね」
  「うん。でも、勝たなきゃベストを尽くしても誰も分かんないよね? ぼくが言いたいのはさ、キミはどうか知らないけど、ぼくは負けるのはイヤなんだ。キミはぼくに負けても怒ったことないよね?」
  「うん。だってキミは親友だし、実際ぼくはキミに勝つ実力がないからね」
  「そうだね、ウェンブリー。でもキミはぼくと互角だよ。それにレッドがコーチしてて、ずっとトレーニングしてるじゃないか。今度のレースでぼくの競争相手はきみだ。ぼくたちの間には本当の競争はないけどね」

このシーン、ゴーボーがストレッチを始め、ウェンブリーもそれに倣いひょいっと岩に足を上げてストレッチしてて、動きが面白いの(ノ≧∀≦)ノ

ゴーボーとウェンブリーはず~~と親友同士、 ♪Friends 'til the end♪ と歌ってます。


【ロックビートルレース】

ヘンシーと長老のやりとり
 ヘンシー “ And now, the world’s oldest Fraggle will explain the rules of レース名”
 長老 “ The rules are simple. ルール説明”
 ヘンシー “ That’s why they call it レース名 ”

レースのたびにこれが繰り返されるので、押さえておきます。

ロックビートルレースの説明
 “ You have to roll a Mossball with your nose, and jump up, and shout, “Rock-beetle” all the way to the finish line.”
  「モスボールを鼻で転がし、ジャンプして、ロックビートルと叫びながらゴールすること」

ルール説明の前に長老が Don’t sass me! と言ってヘンシーをポコンとするんだけど、これとよく似たフレーズ前に出てきたような…そうそう、コッターピンがフラグルになりたがる話で、アーキテクトが“Don’t get sassy smart with me! ” って言ってた。どっちも「口答えするな」「生意気な口をきくな」という意味だと思う。 (32話『あそぶの大好き(原題 All Work and All Play)』のリスニング

初登場のフラグルが3人
 Dimpley … ディンプリー。レース出場の女の子フラグル
 Noble … ノーブル。レース出場
 Rumple … ランプル。ブーバーと賭けをするフラグル
(ディンプリーもノーブルもランプルもこの回が初登場。#65『Playing Till It Hurts/ケガにまけるな』で再び登場)

観客席にブーバーとモーキーがいて、その後にランプルがいます。
ブーバーとランプルの賭けのシーンもこの回の見どころのひとつ

 ブーバー “ Who should I root for? ”
 モーキー “ Well, Boober, since they’re all your friends, um, I guess you should root for everyone.”
 ランプル “ Go, Gobo! Great race, Gobo! That’s the way to do it, Gobo, baby!! ”
  ■ root for 味方する
  ■ That’s the way to do it. 「うまいことやったな」ってな意味
  「誰を味方すればいいの?」
  「そうね、ブーバー、彼らみんな友だちだから、全員味方すべきじゃないかしら」
  「行けっ、ゴーボー!やったぜ、ゴーボー!上出来だぜ、ゴーボー!!」

まだレースが始まってないのに何言ってるのとブーバー。ランプルはゴーボーが勝つに決まってるから今から(ゴール時の)応援練習してるそうです(ノ∇≦*)
「でも他のフラグルが勝つかもしれないよ」とブーバー。「よし、じゃあ賭けるか。他のやつが勝ったらラディッシュ5つやる。ゴーボーが勝ったらオレにラディッシュ1つくれ」とランプル。

ヾ(✿≧◡╹)ノ゙✿~~~【お役立ち台詞】~~~
 ランプル “ Now put your radish where your mouth is, huh? ”
 ブーバー “ Well…Okay, all right, you’re on, you’re on. Come on, everybody but Gobo! ”
  「さあラディッシュを口にするか?」
  「えっと…オッケー、分かった、のった、のったよ。よし、ゴーボー以外のみんな頑張れー!」
  ■ Put your money where your mouth is 「口先だけじゃなく証明しろ」「グダグダ言わずにやれ」「有言実行」ってな意味の慣用表現。put your radish where your mouth is はこのもじり。money を radish に変えてるわけだけど、ラディッシュを実際に口にするという意味のダブルミーニングだと思う。
  ■ You're on!  「のった!」「よし、買った!」 「合点だ」ってな意味 (この回、このフレーズがよく出てきます)

レース開始
2014y05m18d_160434723.jpg

長老が実況してますが、接戦につき、フラグルの名前がどんどんごっちゃになってニンボーーだとかゴーブリーだとか言ってて、「勝者は…あれ、彼の名前なんだっけ」ってことに(ノ∇≦*)あはは!

ウェンブリーの勝ち。
ブーバー “ I’m rich! ”

ウェンブリーは「ぼくが勝ったなんて信じられない。ゴーボーも喜んでくれるよ。ゴーボー!」と駆け寄るけど、ゴーボーは落ち込んでます。レッドは「勝って当然。コーチに私がついてたし、ウェンブリーは向かうところ敵なし(practically unbeatable) だもん」って。

ヾ(✿≧◡╹)ノ゙✿~~~【ゴーボーとレッドの言い合い】~~~
 ゴーボー “Wembley ran a good race.But as they say,"Lucky once, but not lucky twice." ”
 レッド “ Aw, “Lucky,” my tail! You race again, and we’ll beat you again.”
 ゴーボー “ Oh, yeah?! You want to race again?! Well, that’s fine! We’ll race again, just Wembley and me! ”
 ウェンブリー “ I, I don’t think that’s such a good idea.”
 レッド “ You keep out of this, Wembley.”
 ウェンブリー “ But, ooh…”
 レッド “ We challenge you to a front- and –back race, and this time, they’ll be NO EXCUSES! ”
 ウェンブリー “ What?! No! No! ”
 ゴーボー “ Okay, Red. You’re on!! ”
  ■ You keep out of this. 「邪魔するな」「入ってこないで」
  ■ No excuses. 「言い訳無用」
  「ウェンブリーは頑張ったよ。でもみんなこう言うだろうね。『運が良かった。二度目はない』」
  「しっぽにかけたっていい。もう一度レースしても、私たちが勝つわよ」
  「そうか?! レースしたいって? 分かったよ!じゃあやろう! ウェンブリーとぼくとでね!!」
  「いい考えとは思えないけど」
  「邪魔しないで、ウェンブリー」
  「でも…」
  「フロント&バックレースで勝負よ。今度は言い訳無用!!」
  「なんだって…ちょっと、ちょっと!」
  「よーし、レッド、のった!!」

この対立はウェンブリーを挟んだレッドvsゴーボー。ゴーボーも You’re on! と言ってます。
肝心のウェンブリー無視で、「邪魔しないで」って!!(ノ∇≦*) 
レッドは自分がコーチしてるウェンブリーが勝って大満足だったのに、ゴーボーにツイてただけなんて言われたら、そりゃ反論せずにはいられないだろうな~。


【ゴーボーとウェンブリーの部屋】
レッドとウェンブリーが部屋に戻ろうとして、ゴーボーの姿を見ます。

 レッド “ We’ll have to be careful. We don’t want to giveaway any team secrets. Just say "Hi" like nothing’s happening.”
  ■ giveaway 秘密や正体などをうっかりもらす
  「気をつけなきゃ。我々チームのヒミツがバレないように。ハーイとかなんとか言うだけにして」

ゴーボーは背を向けたまま。
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レッドはウェンブリーを引き寄せ “ It means we have Gobo right where we want him. ” って言うんだけど、これが分かるようでよく分から~ん。ゴーボーは我々の手中にあるって意味かな。レッドは続いて「ゴーボーはまた負けたらどうしようかと心配してる」と言ってます。

 ゴーボー “ Me? Worried? Ohh, let’s face it, Wembley, you ran a good race, but you were lucky, weren’t ya? ”
 ウェンブリー “ Well, I guess so…”
 レッド “ Oh, come on, Gobo! You’re just being a sore loser.”
 ゴーボー “ A sore loser?! I’m no sore looser! I’m a winner! And a winner can’t be a sore loose!! ”
  「ぼくが?!心配してるって? あのさ、ウェンブリー、ホント言って、いいレースだったけどキミは運が良かった。だろ?」
  「うん、そうかな…」
  「よしてよ、ゴーボー! あなたは負け惜しみ言ってるだけよ」
  「負け惜しみだってー?! ぼくは負け惜しみじゃない! ぼくは勝ち組なんだ!勝ち組は負け惜しみなんて言わないよ!!」

運が良かったと言われてそうだねと言ってるウェンブリー。もっと自信持っていいのに~。
ゴーボーは a sore loser と言われて大声で言い返してます(ノ∇≦*)あはは!

ウェンブリーの妄想シーン。
ゴーボーが旅支度をしてます。“ I got my pack and my string gourd.” のところで引っかかりました。gourd はひょうたんのことだけど、 このgourd はバンジョーのことか。(バンジョーがひょうたんでできてるから)

 ゴーボー “ It’s hard to be friends with someone when they beat you in a ra…ra…I just can’t say it.”
  「自分を負かした奴と友達でいるのは難しい、レ、レー…言葉にできない」

レースという言葉が言えなくなってるゴーボー(←ウェンブリーの想像)
ウェンブリーは「そんなつもりじゃなかったんだ―!」と悪夢にうなされてます。


残りは次回~♪



 ― 今回の使えそうなフレーズ ―

 観客席でゴーボーの応援をするランプルの台詞
  That’s the way to do it. 「うまいことやったな」


 ランプルにのせられて賭けをするブーバーの台詞
  You're on!  「のった!」「よし、買った!」


 ゴーボーと言い合いをしているレッドがウェンブリーに言った台詞
  You keep out of this. 「あんたは邪魔しないで」「入ってこないで」


 もう一戦やると決めた直後にレッドがゴーボーに言った台詞
  No excuses. 「言い訳無用」



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