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フラグルロック84話『Mirror, Mirror/かがみよかがみよ』 その1 [フラグルロックで英語勉強]

最終シーズン84話『Mirror, Mirror』を取り上げたいと思います。日本タイトルはまんま「かがみよかがみよ」だと思います。

この回はなんと、

 ・レッドの誕生日
 ・ゴーグ王妃の誕生日
 ・博士の誕生日

です。レッドとゴーグ王妃と博士の誕生日が同じ日だって知っていました?(人間界とフラグルロックとゴーグの世界が同じ時間の流れかどうかは分からないけれどね)

ちなみに、他にも誕生日の話はいくつかあります。

 ブーバーの誕生日…17話『Marooned/友だちっていいな』
 ゴーボーの誕生日…82話『Space Frog Follies/カエルくんしあわせに』
 スプロケットの誕生日…25話『Wembley's Egg/ママになったウェンブリー 』

上記3つは既に取り上げ済。

(モーキーの誕生日の話はフラグルロック絵本『Mokey's Birthday Present』で描かれています。レッドからもらった誕生日プレゼントが本当は気に入らないんだけど、それを言うと気を悪くさせるから言えないわ~ってな話です)


この回はそれだけじゃありません。
この回の最大の特徴は

種族の違う女性キャラ同士の取り合わせ

 主な登場キャラクター
  フラグルのレッド
  ドーザーのコッターピン
  ゴーグ王妃
  鏡のメイビス

女性キャラばかり。それもフラグル、ドーザー、ゴーグの女性キャラが一緒になるという、とてもとても珍しい回!

これ、テレビ放送時ではラストシーズンの最初の話です。(DVDではテレビ放送のシーズン4と5がファイナルシーズンとしてまとめられています)
前回(といっても2か月以上前)、19話 『The Great Radish Famine/ゴミーさまのねがいごと』を取り上げたのは、ホントはこの話をやろうと思ったからです。19話ではゴミーさまがフラグルとドーザーとゴーグをひとつにまとめようとしてカオス状態となりました。シーズン5で再びフラグルとドーザーとゴーグがひとつになる話が出てくるわけですね。
フラグルとドーザーとゴーグの関係がファーストシーズンとファイナルシーズンではどう変わったのかが見て取れるという意味でも注目です。


 この回のキーワード
 glue …糊、接着剤
 stirring glue …糊をかき混ぜる
 sing, whistle, yodel, gargle …歌、口笛、ヨーデル、うがい
 a party you(I) won't forget …忘れられないパーティ

その他、誕生日に関する語、birthday,party,cake,Surprise! 等の単語がよく出てきます。


 フラグル用語
  rock swat … ラケットで石を的に当てる遊び、ロックスワット
  festival of the bells… ベル祭り(クリスマス期のフラグルの祭)
  honkfish … ゴーグの近くの川にいる魚の名前、ホンクフィッシュ

 【この回の特別キャラ】
  Mavis the mirror … 鏡のメイビス


------------------- 日本語でストーリー紹介 -------------------
レッドの誕生日。でも最近パーティ続きのためみんな全く乗り気じゃない様子。
唯一レッドの誕生パーティに参加したがったのは、ドーザーのコッターピン。ふたりで歌っていると、魔法の鏡に遭遇。
未来が見えるという鏡のメイビス。「忘れられないパーティになる」と予言。
メイビスの案内に従うけれど、途中でコッターピンは帰っちゃうし、着いた先はなんとゴーグの城!
ゴーグの城の中では王様と王子が出かけて、王妃がひとりぼっち。しかも今日は王妃の誕生日。
王妃は穴の中から鏡のメイビスを取り出す。メイビスはレッドと王妃に一緒にパーティをすることを提案。レッドは鏡のメイビスを助けようとして誤ってテーブルから落とし、メイビスが割れてしまう。
そうだ、コッターピンの接着糊!
嘆き悲しんでいる王妃の下で、レッドとコッターピンは割れた鏡をくっつける。メイビスは無事生き返り、王妃は大喜び。この鏡はフラグルのものね、と王妃。でも王妃には話し相手の友達が必要なのだと、レッドはメイビスをゴーグに譲ったのでした。




だばリスニング。2回に分けてやります。


― フラグルのシーン ―

レッドはバースデーパーティの準備について尋ねるけど、みんなは他のことに夢中でレッドの言葉を受け流してます。
ゴーボー&ウェンブリーはロックスワット(rock swat)
的に当てたゴーボーは“ Rock's eye! ” って言ってます。
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モーキー&ブーバーはいい空気を吸って悪い空気を吐き出して( in with the good air, and out with the bad air)ます(ノ∇≦*)

レッドは「party favors係やりたい人~? いいわ、私がやる。そうだ、ケーキ係は?私がケーキ作り得意じゃないって知ってるよね。ケーキ、ケーキ、ケーキ!」って言ってるわけだけど、party favors はパーティで客に配る記念品のことみたい。


ヾ(✿≧◡╹)ノ゙✿~~~【笑えるシーン】~~~♪(ノ∇≦✿)♪
 レッド “ You mean you're not gonna come to my birthday party?! Don't you know there is nothing more important to me than my birthday? ”
 モーキー “ Oh, yes, of coruse, we do, Red. I mean, that's why we came to your party yesterday. ”
 ゴーボー “ Yeah, and to the one two days before that, Red, this will be your third birthday this week! ”
 レッド “ Yeah! Year! And 28th since the festival of the bells! A new record! ”
  ■ two days before …二日前
  「みんな私の誕生パーティに参加しない気なの?! 誕生日は一番大事なの知ってるでしょ」
  「もちろんよ、レッド。だから昨日のパーティに参加したのよ」
  「そうさ。それに二日前もね。今週で3回目のきみの誕生日なんだぜ!」
  「うんうん!ベル祭り以来28回目! 新記録よ!」

に、にじゅうはちかい・・・?!

これ最初レッドが28歳なのかと勘違いしたんだけど、違うよね。パーティを既に27回やっていて28回目をやろうとしてるってことか。
ベル祭り(the festival of the bells)のエピソードは前にありました。クリスマス時期に当たるフラグルの年中行事でベルを鳴らして春を呼ぶ祭りのことです → 『The Bells of Fraggle Rock/きみのベルを鳴らせ』
それにしても28回目のパーティって…!

 レッド “ There’s no such thing as too many birthdays. We're Fraggles, remember?! ”
  ■ There’s no such thing as ~なんてない
  「多すぎるなんてことないわよ。わたしたちフラグルじゃない。でしょ?!」

レッドのことだから、フラグルが誕生日に何度もパーティしてもいいじゃないかってことなのね。
でもみんなは飽き飽きしてる、と。

ヾ(❀╹◡╹)ノ゙?【うまく訳せない台詞】 ❀~?
 ゴーボー “ We’re Fraggles with birthday cake up to here ”
  「ぼくたちバースデーケーキ漬けでうんざり」

このゴーボーの台詞、迷ってこう訳してみたけど、どうだろう。ちなみに cake up で「固まる」という意味もあるんだって。

ヾ(✿≧◡╹)ノ゙✿~~~【お役立ち台詞】~~~
 レッド“ And you call yourself my friend?! ” 「それでも私の友達なの?!」

You call yourself my friend?! こういう言い方、英語っぽい表現だなあ。

レッドは出ていきました。

それを聞いているコッターピン「28回目のバースデーパーティだって!?」
2014y10m26d_095922686.jpg
ここでコッターピンが糊をかき混ぜてるのは伏線。「糊をかき混ぜる」はstirring glue
コッターピンは仕事を放棄しレッドの後を追います。師匠のアーキテクトに「これ、どこ行くんだ」って言われて「戻りますから・・・ずっと後で」だって(ノ∇≦*)あはは!


ひとりになったレッド。細かいことだけど、ここ、レッドはパーティ用の頭飾りを外してるんだヨヾ(╹◡╹❀)ノ゙

 レッド “ Oh, you try to include them in an important moment in your life, and what do they do? Play rock swat and breathe?! Oh! ”
  「人の重要な瞬間に立ち会おうってのに、あいつらなにやってんの? ロックスワットに深呼吸だなんて!」

ん~、ここも聞き取りで意味が取れなかった部分。主語がI じゃなく You で始まるから「んん?」ってなるんだなあ。書いてから分かったけど、このyouは客観視した表現で、them,they がゴーボーたちのことを指してるのね。こういうのを耳だけで分かるようになるのが課題だなあ。


「レッド~、私もパーティに参加させて!」とコッターピンがやってきました。ファイナルシーズンでレッドとコッターピンが友達同士なのがすぐ分かるシーンヾ(╹◡╹❀)ノ゙
レッドはドーザーがフラグルのパーティに来たいなんてとびっくりしてます。糊のかき混ぜなんてうんざりする仕事、コッターピンはしたくないもんね(ノ∇≦*)

ふたりが ♪Happy birthday to me. To you.♪ と歌ってると、向こうから誰かが歌う声がします。
鏡です。なんでこんなところに鏡が?

 鏡 “ Waiting for you. You took your time, didn’t you? ” 「あなたを待ってたのよ。遅かったじゃないの」

喋る鏡です。それだけじゃなく、 “sing, whistle, yodel, gargle and see the future”「歌、口笛、ヨーデルもする未来も見える」そうです! 要するに魔法の鏡。レッドが誕生日でここに来ることを知ってたみたい。
鏡は“ I'm getting a flash. I'm reflecting.” と言って未来予知を始めました。

 鏡 “ Dry is dry, and wet is wet. You’ll have a party you won't forget. ”

「ドライはドライ」などとわけのわからない呪文みたいなことを言い、「忘れられないパーティになるでしょう」と告げます。それを聞いたレッドは大喜び。ついてらっしゃいと鏡。


ヾ(❀╹◡╹)ノ゙?【うまく訳せない台詞】 ❀~?
 コッターピン “ But, uh..you're not going anywhere. ”
 鏡 “ What do you want from me? I'm a mirror, not a bus. How about a push, little bug? ”
 コッターピン “ Hey! Who you calling a bug?! ”
 レッド “ It's okay, Cotterpin. I'll push. You just get on board. It's for a party we won't forget. Remember? ”
 コッターピン “ Shhsh.What I won’t do for a piece of cake. ”
  「でも…あなたはどこにも行けないんじゃ…?」
  「わたしにどうしろと? わたしは鏡。バスじゃないの。押してよ、ちっちゃな虫ちゃん」
  「ちょっと!虫って呼ばないで!」
  「大丈夫よ、コッターピン。私が押すから。あなたは座ってて。忘れられないパーティって聞いたでしょ」
  「ちぇっ。簡単なことしかできないなんていやになっちゃう」

レッドがget on board「搭乗する」って意味のフレーズを使ったのは、鏡が「バスじゃない」って言ったからだろうな。
で。コッターピンの“ What I won’t do for a piece of cake.” をどう取るかで迷うんだけど、う~ん、これと似たのがどこかにあったような…あ、ボビー・コールドウェルの♪What You Won't Do for Love♪ って曲名があった。いやあれは「風のシルエット」なんていうトンデモ訳だった…
えっと、ここ、doにアクセントがあるの。a piece of cake は文字通り「ケーキひと切れ」の意味と「簡単にできること」「楽な仕事」という意味の慣用フレーズのダブルミーニングだと思うんだよね。つまりケーキ一切れでこんなことするのかって意味と、ただ座ってればいいという簡単なことしかしないのかって意味をかけてるんじゃないかなあ。


― ゴーグの城 ―
王子は既に外にいて王様が「すぐに行く」と声をかけてます。
(この回、王子は出てきません。台詞もひとこと“ Okay, Pa.”のみ)
王妃の誕生日に一緒にいられなくてすまんと王様が謝ってます。というのも、ホンクフィッシュ(honkfish)という魚が一年のうちの一日だけ川の曲がり角(the bend in the river)を一斉に泳ぐから、魚が詰まり(get stack)、王様と王子でどうにかしなきゃならないってわけね。
bendは名詞で曲がったところ。この単語はまた後で鏡のメイビスが使います。

「なんで今日なんだ」と王様。

 王妃 “ Pray, don't worry about me. You go unstick the Honkfish. I don't mind being by myself. ”
  ■ Pray, 「どうぞ」「願わくは」という意味の古語
  ■ being by myself ひとりで、alone
  「どうぞ私のことは心配しないで。ホンクフィッシュの詰まりをなおしてらっしゃい。私はひとりで大丈夫」

王様は王妃に誕生日のプレゼント。

ヾ(✿≧◡╹)ノ゙✿~~~【お役立ち台詞】~~~
 王妃 “ For me!? You shouldn’t have! ” 「私に!? どうもありがとう!」
  ■ You shouldn’t have! 贈り物をもらった際の決まり文句。「そんなことしてくれなくてもいいのに。わざわざありがとう!」の意味

王様のプレゼントは掃除用ブラシ(scrub brush)
昨年あげたちりとり(dustpan)は王妃が壊しちゃったそうです(←これも伏線)

王様をにこやかに送り出す王妃。
でもひとりきりになった途端、「誕生日に見捨てるなんて~!」と嘆き始めました(ノ∇≦*)あはは!



次回に続く~♪



 ― 今回の使えそうなフレーズ ―

  レッドがみんなに言った台詞
  You call yourself my friend?! 「それでも私の友達?!」


  出かけなきゃならない王様に王妃が返した台詞
  I don't mind being by myself. 「私は一人で大丈夫」


  王様から誕生日プレゼントをもらった王妃の台詞
  You shouldn’t have! 「どうもありがとう!」





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