フラグルロック14話『The Challenge/リーダーはどっち?』のリスニング その2 [フラグルロックで英語勉強]
14話『The Challenge/リーダーはどっち?』のリスニング その2だよん
「どうしていつもゴーボーがリーダーとして決めるの、私がリーダーやる」と言い出したレッド。ゴーボーと言い合いになり、ゴミー様に相談することに。でもゴーグの庭でケンカになって、ゴーグの王様が近づいてることに気づかず、ゴーボー、レッド、ブーバーはバスケットかごに閉じ込められてしまいました。
今回はその続き。
ゴーグから逃げようと策を練るゴーボーとレッド、そして日本語版にはないオリジナルならではのブーバーのおかしさを伝えられるといいな。
緑文字…吹き替え訳
オレンジ…私なりの意訳
王様は捕まえたフラグルを王子にやるつもりです。
ヾ(✿≧◡╹)ノ゙✿~~~【笑えるシーン】~~~♪(ノ∇≦✿)♪
ブーバー ”Gobo, we don’t taste good, do we? ”
レッド ”Don’t be silly. Boober. Still, I wonder what he wants with Fraggles.”
ブーバー ”Oh. Probably baked potatoes and mushroom gravy.”
「ゴーボー、ぼくたちっておいしくないよね?」
「バカ言わないで、ブーバー。でもわたしたちフラグルをどうするつもりだろう」
「たぶんベイクドポテトとマッシュルームのグレービーソースがけにするんだ」
吹き替えでは「塩ゆでにして食べちゃうんだ」だけど、ベイクドポテトとグレービーソースときたらステーキじゃないかな。
王妃は王子にランプの精(the Genie of the Lamp)の話をしながら王子と出てきます。吹き替えは「大魔王」 (このランプの精はアラジンのジーニーじゃなくハクション大魔王なのかな~?(ノ∇≦*)
ぼくみたいなハンサムな若者が魔王を見つけて望みを叶えるんだーと王子が言うと、
王様 "Lot of nonsense! Stuffing his head with mashmallows."
「ばかげとる。お前の頭はマシュマロがつまっとるのか」
と返されるんだけど、これ、博士のセリフとリンクしてます。
博士がやっているゲームに火のついたマシュマロが出てくるの。複数形なのも一緒。
しかも "Lot of nonsense!" の台詞を博士も言ってます。
さらにこの王様の言葉は後に王子の言葉に繋がるので覚えておこう。
(ちなみに吹き替えでは「そんなの嘘っぱちだ。子供にデタラメを教えるもんじゃない。」と言っていてマシュマロとは始終無関係で進みます)
王様は王子に「お腹がすいたからかぼちゃとパースニップを取って来い」と命じます。パースニップ…と言われても日本ではピンと来ないからかキャベツになってます。(ノ∇≦*)
そうそう、言うことがあったんだがと王様。バスケットの中で嘆くブーバー
ブーバー ”I’m too young to be fricassee!”
「フリカッセになるには若すぎる!」
「まだ死にたくない!」
料理得意なブーバーならではのセリフだけど、やっぱりこれも平凡な表現に変えられてるんだよね。日本語だとフリカッセだけどフリカシー。こういう日本語にもなってるけど発音が違う単語も聞き取りの鬼門だよねえ。
王様はどうやら忘れちゃったみたいで、思い出したらまた来るそうです。
畑からかぼちゃとパースニップを取ろうとする王子。耕して水やって種まきして取り入れ。王子の仕事って大変!
ゴーグ王子 ”And to top it off, I think I’m coming down with a cold. ” 「そのうえ、ぼく、風邪ひいたみたい」
■ to top it (all) off「しかもそのうえ」「挙句の果てに」という意味
かごを持ち上げて逃げようと言うゴーボー。
レッド ”Got to hand it to you, Gobo. That’s a simple and direct plan.”
「たいしたもんね、ゴーボー。シンプルで手っ取り早くて」
I've gatta hand it to you. のI've が抜けてる形かな? 相手を褒めるときに使う一種の慣用フレーズ。「わーすごい!」「あなたって天才!」という意味。(これもフラグルロックで時々レッドが言うフレーズのひとつです)
ここでのレッドは皮肉含んでます。自分の方がいい案があるんだって。
歌うゴーグ王子
ヾ(❀╹◡╹)ノ゙❀【注目】 この歌、Dum de dum de dum de dumと歌ってるんだけど、吹き替えで「ダメダメ」と歌っていてこれがうまくハマっていてピッタリなんだヨ!
歌い終わるとくしゃみが出てかごに座って休み始めました。ゴーボーの案は却下せざるを得ません。レッドの案を実行する時です。レッドはかごの中から「ゴーグの王子よ。わたしの声が聞こえるか?」と話し始めます。
ゴーグ王子 ”My bottom is talking to me! ” 「わ!ぼくのおしりがぼくに喋ってる!」
あははは(っ*≧▽≦)つバカ王子!
ブッシェルバスケット(bushel basket) はレッドたちが入れられてる大きなかごのこと。ランプならぬバスケットの精だってわけね。
吹き替えでは「かぼちゃの精」になってます。
かごを覗いてもいいかと王子。ゴーボーもブーバーも怯えてて、ブーバーはゴーボーに抱き着いてます(ノ∇≦*)かわいい!
「覗くな。覗けば耳が取れるぞ」とレッド。
王子はすっかり信じきってます。
願いを叶えて、と王子。
さあどうする、リーダーレッド。
とりあえず願い事は何か尋ねると、王子は嬉しさに飛び跳ねながら次々と願いを言い始めます。
王子がした願い事は…パンプキンを取り入れる新しいナイフ(a new pumpkin knife)、ポニー(a pony)、世界平和(peace in the universe)、父上のためにチョコレートガムシロップ(chocolate gumdrops for my daddy)です(ノ∇≦*)
そこへ王様が「誰と話しておるのだ」と再登場
王子 ” You know what just…Oh, nothing. Yes. You’d just say my brain is filled full of marshmallows.”
「ぼく今…なんでもないよ。父上言ったでしょ、ぼくの脳みそはマシュマロでつまってるって」
ここです。王様の言ったマシュマロのセリフの伏線回収。
吹き替えだと「かぼちゃの…なんでもないよ。かぼちゃじゃなくってぼくのおしりと喋ってたんだよ」と言っていて、これはこれでおかしい(ノ∇≦*)あはは!
「王子が喜ぶものがかごの中にある、かごを持ち上げてやるから見てみろ」と王様。
「ダメー!お耳が取れちゃう!父上のお耳を守るためにこのかごの上に一生座ってる!ぜーったいここからどかないもんね!」とかごに座り続ける王子。
頑としてかごに座り続ける王子を見て、王様は「こりゃ病気だ。王妃を連れてこよう」と一旦城に戻りました。
ゴーボー ”Fine piece of leadership.” 「見事なリーダーシップだね」
■ a fine piece of 「立派な」「優れた」
吹き替えは「前より悪くなっちゃった」ですが、実際は怯えてても皮肉言ってるんだヨ(ノ∇≦*)あはは!
ゴーボー ”Any more ideas, Boss? ”
ゴーグ王子 ”I’m not getting off this basket till I die! ”
ゴーボー ”How long do you suppose Gorgs live? ”
「ボス、ほかにアイデアは?」
「死ぬまでこのかごからどかないぞ!」
「ゴーグっていつまで生きるのかな?」
ボス(Boss)とレッドに皮肉言ってるゴーボー。ゴーグ王子がかごに座ってかごが軋み怯える3人。
王子がくしゃみをしているのを聞いて、ゴーボーが何か閃きました。
ゴーボー ”Hey! Can I be the Genie for a while? ”「ねえ!ぼくが少しの間大魔王やってもいい?」
レッド ”Be my guest.” 「どうぞ」
Be my guest. もよく出てくるフレーズ。「ご自由に」の意味
レッドに代わって今後はゴーボーが大魔王をやります。風邪ひいてくしゃみしている王子に向かって「それはGorgliousus(ゴーグ病)だー!」と言うの!
ヾ(❀╹◡╹)ノ゙【注目!】… ゴーボーの「ゴーグリオウシス」の言い方が最高なんだヨ!加えて、このシーン、怯えてるブーバーがレッドの肩に捕まってて、これも萌えポイントなの~
ヾ(✿≧◡╹)ノ゙✿~~~【笑えるシーン】~~~♪(ノ∇≦✿)♪
ゴーグ王子 ”What?! Gorglioosis!? What Gorgti…ah ah ah- choo! ”
ゴーボー ”A dread disease! But never fear! Gorgliosis does not last long. You will sneeze only once more.”
ゴーグ王子 ”Then I’ll be cured?”
ゴーボー ”Then you’ll be dead! ”
「ええーっ!ゴーグ病!? ゴーグ病って…はくしゅん!」
「恐ろしい病気だ!でも恐れるな。ゴーグ病は長く続かない。あと一回のくしゃみで」
「治るの?」
「死ぬのだ!」
王子ったらすっかり信じ込んで大慌て!(っ*≧▽≦)つあははは!
死にたくないーっとくしゃみを我慢するけれど、出ちゃいます。くしゃみした王子は死んだと信じてその場に倒れました(っ*≧▽≦)つバカ王子
ゴーグ王子 ”This is very interesting. Being dead feels just like being alive.”
「変なの。死ぬって生きてるみたいなんだね」
ゴーボー ”He believed it...! Now, that’s leadership.” 「信じたよ!流石リーダーだろ」
でもゴーグ王子を越えるかどかさないとフラグルロックに戻れません。
そこへ王様がやってきました。さっきは病気で今は倒れてる、これは…!と慌てて王妃を呼びにいきます。
王様が王妃を連れて戻ってくる前にゴーグ王子をどかして帰らなきゃ。
目の前にいるフラグルを見た王子は「thump(叩く殴る)したいけどできないや。死んでたら動けないもんね」なんてじっとしているからとりあえず安全。
レッドは王子にこちょこちょで動かそうとします。
ゴーグ王子 ”Oh, that’s the best laugh I’ve had since I dropped dead.”
ゴーボー "This is getting us nowhere."
■ drop dead 「ぱったり倒れて死ぬ」「急に死ぬ」
■ get nowhere 「うまくいかない 」「どうにもならない」
「ぱったり死んでからこんなに笑ったの最高」
「埒が明かない」
ここからのシーンがこの回最高なのーっ!!
「きみたち死んだ人に失礼だよ」
「死んだと思ってるだけさ」
「死ぬことを大切にしようよ。誰でも一度は死ぬんだから」
「そうさ。でも深いシンパシーを感じるんだ。誰でも死ぬんだから」
ゴーボーの顔(ノ∇≦*)あはは!
"I know, but I have great sympathy." で「死ぬことを大切にしようよ」って訳も素敵。
帽子を取ってお葬式の歌を歌い始めるブーバー
レッド "Boober, where did you learn a funeral dirge? "
ブーバー "I composed it in honor of my own departure."
■ in honor of 「~を祝して」「~に敬意を表して」という意味
「ブーバー、お葬式の歌なんていつ覚えたの?」
「ぼく自身の旅立ちのために作っておいたんだ」
ゴーグ王子 "Hey, pick up the tempo, will you? I like a funeral dirge you can dance to."
レッド "A funeral dirge? "
ゴーボー "You can dance to? "
レッド "I think we’re homeward bound...! "
ゴーボー"All we have to do is…"
ゴーボー&レッド "Pick up the tempo!! "
■ pick up the tempo「テンポを上げる」「活気づく」「元気よく」ってな意味
■ homeward bound「帰途の」「家路につく」
「にぎやかに歌ってくれよ。ぼくお葬式の歌で踊るの好きなんだ」
「お葬式の歌で?」
「踊るんだって?」
「しめた。逃げられるかもよ」
「そのためには…」
「にぎやかにやるっきゃない!!」
ここのレッドの "I think we’re homeward bound ...!" の言い方好き~☆ (๑• ω •๑)☆
Pick up the tempo. で「にぎやかにやるっきゃない」の吹き替えもいいなあ。
ちょっと前まで争っていたゴーボーとレッドのふたりだけど、ここで息ぴったり! ふたりとも我が強くて張り合っちゃうけど、とっても仲良しなふたり!
♪ Dixie Wailin’ ♪
ゴーボーとレッドが陽気に歌いだし、ゴーグ王子が調子を取りはじめ終いには立ち上がって踊りだします。
歌の中でブーバーが色々言ってるのが面白いの。
ブーバー "This should be somber and dignified! "
■ somber 「陰気な」「憂鬱な」
「もっと陰気でおごそかにやるべきだよ!」
立ち上がりそうなゴーグ王子を見て"Sit! Sit!" と言ってるのもおかしい(ノ≧∀≦)ノあはは!
ブーバー "You’re losing the sad, maudlin quality."
■ maudlin 「涙もろい」「感傷的な」
「悲しくて感傷的な感じがしないじゃないか」
城から出てくる王様と王妃
ゴーグ王妃 ”Can it really be that our dead boy has shuffled off this Gorgoc coil? ”
■ shuffle off this mortal coil 「この世のわずらわしさをなくす」転じて「 死ぬ」の意味
「本当にぼくちゃんが死んだっていうの?」
「あれがうちのぼくちゃんが天国で楽しく暮らしている姿だっていうの」
泣きながら城から出てくるこのセリフのシーン、踊ってる王子の姿を王妃は見てないんじゃないかと思うんだよね。
その後、歌いながら踊る王子を見た王様と王妃のところで、吹き替えでは「楽しそう」「仲間に入れて~」と言ってるんですが、オリジナルと吹き替えの違いで一番気になったのがこのシーンです。
ここ、オリジナルでは
王様 "Junior! You’re alive! "「おまえ生きとる!」
王妃 "It’s a miracle! "「奇跡だわ!」
死から生き返ったから奇跡だと言って、一緒に踊ってるんじゃないかなあ?
そう思う理由はこの歌詞。まるでキリストの復活をイメージさせるんだもん!
♪I’m coming back from paradise.
♪This boy is here to live in glory.
いやもう、子ども番組でこんな歌出すなんてすごいったらない!
ゴーグ一家は踊り、3人はフラグルロックに帰れます。めでたしめでたし
ゴーボー&レッド "Nice going, Boss!! " 「よくやったボス!」
このbossはお互い相手を認めたbossだね(ノ≧∀≦)ノ
このふたりはからかったり時に張り合うけど、最終的には相手のいいところを素直に認め合うとってもいい友達なんだよね!何度も言うけれど、私はゴーボーとレッドの関係がだ~い好き! (このふたりのエピソードで個人的におススメなのはシーズン3の『Gobo's School for Explorers/規則をまもれば』。ホントはこちらをリスニング予定してたんだけど、その前に今回のエピソードを取り上げたほうがいいなあと思いました。 ふたりのシーンというと『Pebble Pox Blues/病気がなんだ』でゴーボーが病気になってレッドに看病してもらうシーンも大好き!(笑))
次回は博士のシーンをまとめてやります♪
~ 今回の使えそうなフレーズ ~
ゴーボーの案を皮肉ったレッドの台詞
I've gatta hand it to you! 「あなたって天才!」「たいしたもんね!」
ゴーボーがレッドの代わりに魔王の真似をしてもいいかと聞かれた時の返答
Be my guest. 「どうぞご自由に」
危機を回避して無事家路につく前にゴーボーとレッドがお互いに言った台詞
Nice going, Boss! 「よくやったボス!」
「どうしていつもゴーボーがリーダーとして決めるの、私がリーダーやる」と言い出したレッド。ゴーボーと言い合いになり、ゴミー様に相談することに。でもゴーグの庭でケンカになって、ゴーグの王様が近づいてることに気づかず、ゴーボー、レッド、ブーバーはバスケットかごに閉じ込められてしまいました。
今回はその続き。
ゴーグから逃げようと策を練るゴーボーとレッド、そして日本語版にはないオリジナルならではのブーバーのおかしさを伝えられるといいな。
緑文字…吹き替え訳
オレンジ…私なりの意訳
王様は捕まえたフラグルを王子にやるつもりです。
ヾ(✿≧◡╹)ノ゙✿~~~【笑えるシーン】~~~♪(ノ∇≦✿)♪
ブーバー ”Gobo, we don’t taste good, do we? ”
レッド ”Don’t be silly. Boober. Still, I wonder what he wants with Fraggles.”
ブーバー ”Oh. Probably baked potatoes and mushroom gravy.”
「ゴーボー、ぼくたちっておいしくないよね?」
「バカ言わないで、ブーバー。でもわたしたちフラグルをどうするつもりだろう」
「たぶんベイクドポテトとマッシュルームのグレービーソースがけにするんだ」
吹き替えでは「塩ゆでにして食べちゃうんだ」だけど、ベイクドポテトとグレービーソースときたらステーキじゃないかな。
王妃は王子にランプの精(the Genie of the Lamp)の話をしながら王子と出てきます。吹き替えは「大魔王」 (このランプの精はアラジンのジーニーじゃなくハクション大魔王なのかな~?(ノ∇≦*)
ぼくみたいなハンサムな若者が魔王を見つけて望みを叶えるんだーと王子が言うと、
王様 "Lot of nonsense! Stuffing his head with mashmallows."
「ばかげとる。お前の頭はマシュマロがつまっとるのか」
と返されるんだけど、これ、博士のセリフとリンクしてます。
博士がやっているゲームに火のついたマシュマロが出てくるの。複数形なのも一緒。
しかも "Lot of nonsense!" の台詞を博士も言ってます。
さらにこの王様の言葉は後に王子の言葉に繋がるので覚えておこう。
(ちなみに吹き替えでは「そんなの嘘っぱちだ。子供にデタラメを教えるもんじゃない。」と言っていてマシュマロとは始終無関係で進みます)
王様は王子に「お腹がすいたからかぼちゃとパースニップを取って来い」と命じます。パースニップ…と言われても日本ではピンと来ないからかキャベツになってます。(ノ∇≦*)
そうそう、言うことがあったんだがと王様。バスケットの中で嘆くブーバー
ブーバー ”I’m too young to be fricassee!”
「フリカッセになるには若すぎる!」
「まだ死にたくない!」
料理得意なブーバーならではのセリフだけど、やっぱりこれも平凡な表現に変えられてるんだよね。日本語だとフリカッセだけどフリカシー。こういう日本語にもなってるけど発音が違う単語も聞き取りの鬼門だよねえ。
王様はどうやら忘れちゃったみたいで、思い出したらまた来るそうです。
畑からかぼちゃとパースニップを取ろうとする王子。耕して水やって種まきして取り入れ。王子の仕事って大変!
ゴーグ王子 ”And to top it off, I think I’m coming down with a cold. ” 「そのうえ、ぼく、風邪ひいたみたい」
■ to top it (all) off「しかもそのうえ」「挙句の果てに」という意味
かごを持ち上げて逃げようと言うゴーボー。
レッド ”Got to hand it to you, Gobo. That’s a simple and direct plan.”
「たいしたもんね、ゴーボー。シンプルで手っ取り早くて」
I've gatta hand it to you. のI've が抜けてる形かな? 相手を褒めるときに使う一種の慣用フレーズ。「わーすごい!」「あなたって天才!」という意味。(これもフラグルロックで時々レッドが言うフレーズのひとつです)
ここでのレッドは皮肉含んでます。自分の方がいい案があるんだって。
歌うゴーグ王子
ヾ(❀╹◡╹)ノ゙❀【注目】 この歌、Dum de dum de dum de dumと歌ってるんだけど、吹き替えで「ダメダメ」と歌っていてこれがうまくハマっていてピッタリなんだヨ!
歌い終わるとくしゃみが出てかごに座って休み始めました。ゴーボーの案は却下せざるを得ません。レッドの案を実行する時です。レッドはかごの中から「ゴーグの王子よ。わたしの声が聞こえるか?」と話し始めます。
ゴーグ王子 ”My bottom is talking to me! ” 「わ!ぼくのおしりがぼくに喋ってる!」
あははは(っ*≧▽≦)つバカ王子!
ブッシェルバスケット(bushel basket) はレッドたちが入れられてる大きなかごのこと。ランプならぬバスケットの精だってわけね。
吹き替えでは「かぼちゃの精」になってます。
かごを覗いてもいいかと王子。ゴーボーもブーバーも怯えてて、ブーバーはゴーボーに抱き着いてます(ノ∇≦*)かわいい!
「覗くな。覗けば耳が取れるぞ」とレッド。
王子はすっかり信じきってます。
願いを叶えて、と王子。
さあどうする、リーダーレッド。
とりあえず願い事は何か尋ねると、王子は嬉しさに飛び跳ねながら次々と願いを言い始めます。
王子がした願い事は…パンプキンを取り入れる新しいナイフ(a new pumpkin knife)、ポニー(a pony)、世界平和(peace in the universe)、父上のためにチョコレートガムシロップ(chocolate gumdrops for my daddy)です(ノ∇≦*)
そこへ王様が「誰と話しておるのだ」と再登場
王子 ” You know what just…Oh, nothing. Yes. You’d just say my brain is filled full of marshmallows.”
「ぼく今…なんでもないよ。父上言ったでしょ、ぼくの脳みそはマシュマロでつまってるって」
ここです。王様の言ったマシュマロのセリフの伏線回収。
吹き替えだと「かぼちゃの…なんでもないよ。かぼちゃじゃなくってぼくのおしりと喋ってたんだよ」と言っていて、これはこれでおかしい(ノ∇≦*)あはは!
「王子が喜ぶものがかごの中にある、かごを持ち上げてやるから見てみろ」と王様。
「ダメー!お耳が取れちゃう!父上のお耳を守るためにこのかごの上に一生座ってる!ぜーったいここからどかないもんね!」とかごに座り続ける王子。
頑としてかごに座り続ける王子を見て、王様は「こりゃ病気だ。王妃を連れてこよう」と一旦城に戻りました。
ゴーボー ”Fine piece of leadership.” 「見事なリーダーシップだね」
■ a fine piece of 「立派な」「優れた」
吹き替えは「前より悪くなっちゃった」ですが、実際は怯えてても皮肉言ってるんだヨ(ノ∇≦*)あはは!
ゴーボー ”Any more ideas, Boss? ”
ゴーグ王子 ”I’m not getting off this basket till I die! ”
ゴーボー ”How long do you suppose Gorgs live? ”
「ボス、ほかにアイデアは?」
「死ぬまでこのかごからどかないぞ!」
「ゴーグっていつまで生きるのかな?」
ボス(Boss)とレッドに皮肉言ってるゴーボー。ゴーグ王子がかごに座ってかごが軋み怯える3人。
王子がくしゃみをしているのを聞いて、ゴーボーが何か閃きました。
ゴーボー ”Hey! Can I be the Genie for a while? ”「ねえ!ぼくが少しの間大魔王やってもいい?」
レッド ”Be my guest.” 「どうぞ」
Be my guest. もよく出てくるフレーズ。「ご自由に」の意味
レッドに代わって今後はゴーボーが大魔王をやります。風邪ひいてくしゃみしている王子に向かって「それはGorgliousus(ゴーグ病)だー!」と言うの!
ヾ(❀╹◡╹)ノ゙【注目!】… ゴーボーの「ゴーグリオウシス」の言い方が最高なんだヨ!加えて、このシーン、怯えてるブーバーがレッドの肩に捕まってて、これも萌えポイントなの~
ヾ(✿≧◡╹)ノ゙✿~~~【笑えるシーン】~~~♪(ノ∇≦✿)♪
ゴーグ王子 ”What?! Gorglioosis!? What Gorgti…ah ah ah- choo! ”
ゴーボー ”A dread disease! But never fear! Gorgliosis does not last long. You will sneeze only once more.”
ゴーグ王子 ”Then I’ll be cured?”
ゴーボー ”Then you’ll be dead! ”
「ええーっ!ゴーグ病!? ゴーグ病って…はくしゅん!」
「恐ろしい病気だ!でも恐れるな。ゴーグ病は長く続かない。あと一回のくしゃみで」
「治るの?」
「死ぬのだ!」
王子ったらすっかり信じ込んで大慌て!(っ*≧▽≦)つあははは!
死にたくないーっとくしゃみを我慢するけれど、出ちゃいます。くしゃみした王子は死んだと信じてその場に倒れました(っ*≧▽≦)つバカ王子
ゴーグ王子 ”This is very interesting. Being dead feels just like being alive.”
「変なの。死ぬって生きてるみたいなんだね」
ゴーボー ”He believed it...! Now, that’s leadership.” 「信じたよ!流石リーダーだろ」
でもゴーグ王子を越えるかどかさないとフラグルロックに戻れません。
そこへ王様がやってきました。さっきは病気で今は倒れてる、これは…!と慌てて王妃を呼びにいきます。
王様が王妃を連れて戻ってくる前にゴーグ王子をどかして帰らなきゃ。
目の前にいるフラグルを見た王子は「thump(叩く殴る)したいけどできないや。死んでたら動けないもんね」なんてじっとしているからとりあえず安全。
レッドは王子にこちょこちょで動かそうとします。
ゴーグ王子 ”Oh, that’s the best laugh I’ve had since I dropped dead.”
ゴーボー "This is getting us nowhere."
■ drop dead 「ぱったり倒れて死ぬ」「急に死ぬ」
■ get nowhere 「うまくいかない 」「どうにもならない」
「ぱったり死んでからこんなに笑ったの最高」
「埒が明かない」
ここからのシーンがこの回最高なのーっ!!
「きみたち死んだ人に失礼だよ」
「死んだと思ってるだけさ」
「死ぬことを大切にしようよ。誰でも一度は死ぬんだから」
「そうさ。でも深いシンパシーを感じるんだ。誰でも死ぬんだから」
ゴーボーの顔(ノ∇≦*)あはは!
"I know, but I have great sympathy." で「死ぬことを大切にしようよ」って訳も素敵。
帽子を取ってお葬式の歌を歌い始めるブーバー
レッド "Boober, where did you learn a funeral dirge? "
ブーバー "I composed it in honor of my own departure."
■ in honor of 「~を祝して」「~に敬意を表して」という意味
「ブーバー、お葬式の歌なんていつ覚えたの?」
「ぼく自身の旅立ちのために作っておいたんだ」
ゴーグ王子 "Hey, pick up the tempo, will you? I like a funeral dirge you can dance to."
レッド "A funeral dirge? "
ゴーボー "You can dance to? "
レッド "I think we’re homeward bound...! "
ゴーボー"All we have to do is…"
ゴーボー&レッド "Pick up the tempo!! "
■ pick up the tempo「テンポを上げる」「活気づく」「元気よく」ってな意味
■ homeward bound「帰途の」「家路につく」
「にぎやかに歌ってくれよ。ぼくお葬式の歌で踊るの好きなんだ」
「お葬式の歌で?」
「踊るんだって?」
「しめた。逃げられるかもよ」
「そのためには…」
「にぎやかにやるっきゃない!!」
ここのレッドの "I think we’re homeward bound ...!" の言い方好き~☆ (๑• ω •๑)☆
Pick up the tempo. で「にぎやかにやるっきゃない」の吹き替えもいいなあ。
ちょっと前まで争っていたゴーボーとレッドのふたりだけど、ここで息ぴったり! ふたりとも我が強くて張り合っちゃうけど、とっても仲良しなふたり!
♪ Dixie Wailin’ ♪
ゴーボーとレッドが陽気に歌いだし、ゴーグ王子が調子を取りはじめ終いには立ち上がって踊りだします。
歌の中でブーバーが色々言ってるのが面白いの。
ブーバー "This should be somber and dignified! "
■ somber 「陰気な」「憂鬱な」
「もっと陰気でおごそかにやるべきだよ!」
立ち上がりそうなゴーグ王子を見て"Sit! Sit!" と言ってるのもおかしい(ノ≧∀≦)ノあはは!
ブーバー "You’re losing the sad, maudlin quality."
■ maudlin 「涙もろい」「感傷的な」
「悲しくて感傷的な感じがしないじゃないか」
城から出てくる王様と王妃
ゴーグ王妃 ”Can it really be that our dead boy has shuffled off this Gorgoc coil? ”
■ shuffle off this mortal coil 「この世のわずらわしさをなくす」転じて「 死ぬ」の意味
「本当にぼくちゃんが死んだっていうの?」
「あれがうちのぼくちゃんが天国で楽しく暮らしている姿だっていうの」
泣きながら城から出てくるこのセリフのシーン、踊ってる王子の姿を王妃は見てないんじゃないかと思うんだよね。
その後、歌いながら踊る王子を見た王様と王妃のところで、吹き替えでは「楽しそう」「仲間に入れて~」と言ってるんですが、オリジナルと吹き替えの違いで一番気になったのがこのシーンです。
ここ、オリジナルでは
王様 "Junior! You’re alive! "「おまえ生きとる!」
王妃 "It’s a miracle! "「奇跡だわ!」
死から生き返ったから奇跡だと言って、一緒に踊ってるんじゃないかなあ?
そう思う理由はこの歌詞。まるでキリストの復活をイメージさせるんだもん!
♪I’m coming back from paradise.
♪This boy is here to live in glory.
いやもう、子ども番組でこんな歌出すなんてすごいったらない!
ゴーグ一家は踊り、3人はフラグルロックに帰れます。めでたしめでたし
ゴーボー&レッド "Nice going, Boss!! " 「よくやったボス!」
このbossはお互い相手を認めたbossだね(ノ≧∀≦)ノ
このふたりはからかったり時に張り合うけど、最終的には相手のいいところを素直に認め合うとってもいい友達なんだよね!何度も言うけれど、私はゴーボーとレッドの関係がだ~い好き! (このふたりのエピソードで個人的におススメなのはシーズン3の『Gobo's School for Explorers/規則をまもれば』。ホントはこちらをリスニング予定してたんだけど、その前に今回のエピソードを取り上げたほうがいいなあと思いました。 ふたりのシーンというと『Pebble Pox Blues/病気がなんだ』でゴーボーが病気になってレッドに看病してもらうシーンも大好き!(笑))
次回は博士のシーンをまとめてやります♪
~ 今回の使えそうなフレーズ ~
ゴーボーの案を皮肉ったレッドの台詞
I've gatta hand it to you! 「あなたって天才!」「たいしたもんね!」
ゴーボーがレッドの代わりに魔王の真似をしてもいいかと聞かれた時の返答
Be my guest. 「どうぞご自由に」
危機を回避して無事家路につく前にゴーボーとレッドがお互いに言った台詞
Nice going, Boss! 「よくやったボス!」
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