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コミコンでのドラマ『ザ・マペッツ』パネルの紹介 [マペッツ]

AXNで『ザ・マペッツ』の放送が8月19日からいよいよ始まります!

ってわけで今回のマペッツ日本普及活動のコーナーは昨年2015年7月に行われたサンディエゴコミコン(SDCC)での『ザ・マペッツ』パネルの紹介です。

米ABC局で放送が始まる前のイベントで、ここでプレゼン時の動画が初めて公開されました。カーミットとミスピギーの破局報道があったのがこのちょっと前です。

カーミットやピギーたちが出てきます。動かしているマペッティアさんと一緒に。

ジム・ヘンソン時代からマペットは「中の人がいる」ことを隠していません。動かしている人がいるのを知っても夢が壊れることはないというスタンスだからです。
実際見てもらえばわかりますが、横にマペッティアさんがいてもマペットたちは生き生きと本当に動いているようにしか見えません。夢が壊れるどころかむしろハマってしまうかもしれません(←私がそうでした)

人形遣いと声が別なのではなく、マペットを動かしながら喋っているのが一目瞭然です。

同じマペッティアさんが様々なキャラをやっていることに驚くかもしれません。
「この人がこのキャラやってるんだ」「え、同じ人がこのキャラも?!」なんて知ったら益々好きになっちゃいますヨ!

出てくるマペッツメンバーはカーミット、ミス・ピギー、ペペ、リゾ、ゴンゾ、フォジー、ロルフ。

マペッツたちが即興でなんでも笑いに変えちゃうのでとっても面白いです。

日本でドラマが始まる前にこちらの動画を見るとより楽しめると思います。

今回はこれを意訳しちゃいますよん。動画は50分近くあり長いので、所々かいつまみつつ時に詳しく書きます。
(ただし、毎度のことですが、私の今の力では全部を聞き取れるわけじゃなく、聞き違いや誤訳等は予めご了承くださいませ)




司会者がまず紹介したのは製作総指揮の4人。順にBill Pradyさん、Bob Kushellさん、Randall Einhornさん、Bill Barrettaさん。
ビル・パラディさん曰く、「始まりはジム・ヘンソンさんと仕事したこと、マペッツをテレビに復活させたい、ドラマ「ザ・オフィス」のような感じで」だそうで、この企画を通すのに10年もかかったとか。
ここで10分間のプレゼン動画が流れる(カットされてます)
ボブさんによるドラマ上での各マペッツの設定紹介。ランドールさんは「ドキュメンタリースタイルだ」と紹介。
続いて4人目のビル・バレッタさんはマペッティアでもあるので、司会者が他のマペッティアを紹介。出てきたのは順に Dave Goelzさん、Steve Whitmireさん、Eric Jacobsonさん。

マペッツと働くとはどういうことか
ビルさんがペペを登場させます。
 ペペ「まず金を用意しろ」
「セリフが大変でカットばかり言われる」なんてことも。

ドラマのセットや撮影について
ドラマのセットがビル丸ごとなことや、これまでのマペッツの撮影方法と違うためマペッティアにとって正直不安があったこと、例えばドアノブをつかんで回し開けて中に入るという一連の動作をマペットでやるのも大変だし、マペットは人間より小さいのでマペッティアは狭いスペースに密集していること等の苦労話をされています。

「友達になってくれる?」
 ペペ「俺のエージェントに電話しな」

「操演するのに大変なのはどのマペット?」
 ビルさん「ボーボーは太ったおじさんを操ってるみたいなカンジ」
 エリックさん「彼女(ピギー)は軽くないから…(会場からウーという声)、僕しか言っちゃダメなんだからね!(会場爆笑)」

マペットの私生活について
監督によると、みんなマペッツのことは知ってるがマペットの私生活は知らないからこの企画を考えたそうです。フォジーが人間の女性と付き合うことやゴンゾがオンラインデートすることを話すと、ゴンゾとリゾが出てきます!
 ゴンゾ「なにかぼくのこと喋ってる?デートとかなんとか」
 リゾ「オンラインデートってのはスーパーの列に並んでナンパするんだ」
 ペペ「おまえ(Ju)にゃ絶対ムリ」(ペペはスペイン語訛りでyouがjuに聞こえます)
 リゾ「Jew(ユダヤ人)って言ったか?ボブ、おまえのこと言ってるぜ」
ってなこと言ってボブが大笑いしてます。

ペペ、リゾ、ゴンゾのライターチームについて
ゴンゾがペペの口に指を突っ込みリゾに「そのギャグは古い」と言われてたり、ゴンゾだけまだ今回のショーについてカーミットから連絡もらってないと言っていたり、こいつら3匹が今回ライターチームなのかと製作者たちに言われてたり、「ライターはスターじゃない。ボブに聞いてみろ」と振ったり、3匹の独断場(笑)

この後フォジーが出てくるのですが、この3匹、特にゴンゾとリゾ(マペッティアのデイブさんとスティーブさん)によるアドリブのからかいが続き爆笑です。(ちなみに4人のマペッティアの中でエリックさんが一番若く、デイブさんとスティーブさんはコンビの仕事が長いです)

フォジー登場
ゴンゾとリゾにいきなりなにかジョークを言うよう急かされるフォジー。「あー…」と言いかけてリゾに「がんばれエリック」と言われ会場がウケてます。
フォジーはやらないと言うけれど、その後司会者にピギーのトークショーの前説のアイデアを聞かれ「いいジョークを言うこと」と答え、それをきっかけに再びゴンゾとリゾがジョークを聞かせろと言い出します。
 フォジー「じゃあ…」 リゾ「ほんとにやるんだ」
会場大爆笑
 フォジー「どうして自転車は立てないのか?two-tiredだから」(2輪ととても疲れてるをかけてる)
拍手!

フォジーが「ジョークと言えばぼくの周りにはいつどこでもスタトラーとウォルドーフがいて」と話し始めると、リゾが「でもここにはいないの知ってるだろ」とツッコミ入れてます。(スタトラーとウォルドーフを演じているのがスティーブさんとデイブさんだから)

「以前のテレビシリーズ以来変わったことは?」
 リゾ「画像が増えた」
 ペペ「More picksas.」
 他のメンバー「ピクセル?」
 ペペ「PISCKSAS!! 何度言わせるんだ」 
 フォジー「だれか甲殻類語のわかる人いない?」

「カーミットはボスとしてどうか?」
 リゾ(後ろを振り返り)「やつはそこの箱の中だぜ」
 ゴンゾ「こんなこと言うべきじゃないけど、カーミットは半分酔っぱらってるよ(”Kermit is half in the bag right now.”」(half in the bag で「半分酔っぱらってる」という意味とバッグの中にいることをかけてるんだと思う)

カーミット登場
 カーミット「Thank you all…I was in a box. 」

この大きなプロジェクトをどうやって決めたのかと聞かれたカーミット。まずピギーに話をしたらやると言って(実際は嫌と言ってたけど)どうにかなんとかと言うので、司会者はピギーの話も聞かないとと言います。
カーミットがフォジーに耳打ち。
 フォジー「なんでぼくに言うわけ?」(会場ウケてますが、フォジーやってるエリックさんがピギーをやってるからです)

ピギー登場
今度のショーはカーミットとパーソナルな関係じゃないと強調。
 ピギー「お互いそれぞれの道を進んでるの」
 ゴンゾ「カーミットはデニースっていう新しいガールフレンド作ったけど、ピギーは誰かとデートしてるのか」
 ピギー「私を誰だと思ってるのよ?!」
ピギーは新しい関係を築いたカーミットに皮肉を言ってカーミットが気まずそうにしてる場面も。

内輪の恥について
 司会者「誰にでも知られたくないことはあるよね」(skeleton in the closet で「世間に知られたくない内輪の恥」の意味)
 ゴンゾ「ぼくの身体の中のモノとか ("I got one right inside my body.")」(腕を動かしてスケルトンっぷりを見せるゴンゾ。誰かが自分を動かしてるネタにみんな大爆笑!)
 ペペ「おれのクローゼットにはexoskeleton(甲殻類の殻、骨格)があった (I got an exoskeleton in my closet.")」
 ゴンゾ「もうバレてるよ("I think that’s out of the closet.")」(デイブさんはゴンゾを持ち上げて見せてます)


カーミットは昔からずっと同じ顔で歳とらないという話に。
 ピギー「あなたは変わってないけど、わたしはどんどん良くなってるの!」

ショー(ピギーと夜更かし)の中にショーがあるといいというピギー。
 ペペ「いいのがあるぜ。ピギーの整形撮影」
 ゴンゾ「ピギーのクラフトサービス(楽屋食)探訪」
 ピギー「シーフードサービスもあるのよね?」

ピギーのトークショー製作総指揮としてのカーミットについて
監督のビルさんが"I think on one hand…"と言いかけるとすかさずカーミットが"I’m only on one hand!"「ぼくは片方の手だけ(で動かしてる)!」と言い、会場が爆笑してます。


~ 観客の質問タイム ~
質問者の名前にマペッツがいちいち反応し笑いに変えてます。

「マペッツにピギー以外の女性がもっと出てくるの?」
 カーミット「いいねぜひ!」
 ピギー「私だけじゃご不満?!」

タバスコのいたずらについて
女の子がデイブさんにタバスコを渡しているのは、デイブさんとスティーブさんの個人的なイタズラだそうです。デイブさんが行くところのあちこち(車の上とか靴の中とか)にタバスコが置いてあるんだとか。こういうイタズラはジム・ヘンソンさんの時代からお互いやっていたそうです。(余談。「フラグルロック」の脚本家の方はそこから「イタズラはやめよう」というエピソードを思いついたと語ってます)

デニースがスパメラとそっくりな件について
プレゼン時のデニースはマペッツキャラの一人であるスパメラの再利用じゃないかと言われてました。実際の放送には新しいキャラを作って使用していると説明。
「ブタに魅かれる人?」と尋ねて、観客が挙手すると「やめとけ!」とカーミット。

「ピギー以外で怖い女性は?」
 ペペ「ガールフレンドのクリスティーナ」(適当に言ったに違いない)

コミコンについて
 カーミット「体が小さいぼくたちには危険」
 ペペ「だから箱にしまわれるんだ」

「シーモアはどうしたの?」
(シーモアはマペット放送局でペペと組んでたゾウ)
 カーミット「悲しい話だ」
 ペペ「何か知ってるのか?何があったんだ?」
 カーミット「…まだ思いつかない」
(咄嗟に悲しい話だと言ったものの内容までは考えてないことを白状して会場が大ウケ)

「ピギー、結婚するとしたら誰としたい?」
 カーミットは縮こまってピギーを見上げたりあくびしたり
 ピギー「ずっと長い間運命の相手は緑のカエルだと思ってた。でも私の未来は分からない」

「マペットパーフォーマーはどのくらい長い時間スタミナが続くのか」
エリックさんはセットによるけどテーブルがあれば肘を付けられると実演。スティーブさんはフットボールゲームのイベントでのカーミット出演の際は3時間20分続いたそうです。

ここでペペの代わりにロルフ登場

「ウォルターとロビンは出てくるの?」
(ウォルターは先の2つの映画に出た主要キャラ。ロビンはカーミットの甥っこ)
 カーミット「いるべきところにいるよ。ロビンは学校だし」
(この時点ではハッキリしてませんが、ロビンは14話の"Little Green Lie" というエピソードに出てきます)

ジム・ヘンソンさんの影響はあるか
キャストやパ―フォーマ―にはジムに会ったことすらない人が何人もいるけれど、ジムがスクリーンを通してやろうとした本質をどう表すか、みんなジムの仕事を守ろうと専念しているのにはいつも驚くんだ、とデイブさん。

一緒に働きたいけど
一緒に働きたいという女性にロルフやゴンゾが壇上に上がっておいで言いスタッフに止められたのを見て「押し進め」とツッコンでる一幕もあり、脚本家になりたいその女性に監督がアドバイス後、再びロルフが「そして押し進めろ」と加えて締めています。






マペッティアさん別マペッツキャラクターをまとめておきます。
(カッコ内はドラマ『ザ・マペッツ』の設定)(敬称略)

Steve Whitmire
 カーミット(緑のカエル。トークショーの製作総指揮)
 ねずみのリゾ(ライターチームのねずみ)
 ビーカー(ブンゼン博士の助手。「ミミミミー」って言ってる奴)
 スタトラー(観覧席にいる偏屈じじいの片方)
 リップス(バンドのひとり。トランペット吹き)
 ニュースマン(マペットニュースを流す男)
 フーフー(ピギーの愛犬)

Eric Jacobson
 ミス・ピギー(トークショー司会者、歌姫)
 フォジー(コメディアンの熊。前説担当)
 アニマル(ドラマー)
 サム(青いワシ。放送リテラシー担当)

Dave Goelz
 ゴンゾ(ライターチームの青い鼻のやつ。スタントマン)
 ブンゼン(白衣着た科学者)
 ウォルドーフ(観覧席の偏屈じいさんの片方)
 ズート(バンドの一人。サックス吹き)
 チップ(IT担当)
 ボーレガード(スタジオの用務員)

Bill Barretta
 ペペ(ライターチームの車エビ)
 ロルフ(バーにいる犬。ピアノ弾き)
 ボーボー(フォジーじゃないほうの熊。ステージマネージャー)
 Dr.ティース(エレクトリックメイヘムバンドのリーダー。キーボード)
 スウェーデン風シェフ(クルー用料理人)
 ビッグ・ミーン・カール(受付にいる怖いモンスター)

David Rudman
 スクーター(雑用係。カーミットのそばにいるメガネ男子)
 ジャニス(バンドの紅一点。ギター弾き)

Matt Vogel
 デッドリー(青くて怖い顔したモンスター。ピギーの執事兼スタイリスト)
 フロイド(バンドメンバー。ベース)
 スウィータム(でかいけど気の優しいモンスター。カンペ係)
 ニワトリのカミラ(ゴンゾの「元」彼女)
 ロビン(カーミットの甥っ子)

Peter Linz
 グロリア・エステファン(ペンギンの赤ちゃん)

Julianne Buescher
 デニース(カーミットの新恋人)
 ヨランダ(カーミットの秘書のねずみ女子)
 




(追記)
PAMI-rohさんのサイトでこのサンディエゴコミコンでのマペッツ企画について書かれています。
2015サンディエゴ・コミコンでカーミットたちとマペティアが「共演」

もうひとつ。D23でのマペッツパネルの様子について書かれた記事も。ぜひぜひ!
D23 Expo 2015 マペティアとマペットが登壇 、実演やTVシリーズの新情報も




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