― ゴーグの庭 ―
王様と洗濯物を干している王妃のやりとり
(このシーンの聞き取りが難しかった!この回のキーワードが出てくるのでここは押さえておきます)
王様
“ Forsooth, oh queen of all that is, dost thou know what day it is? ” 王妃
“ It's wash day, of course.” 王様
“ According to The Encyclopedia of Gorgish Myth and Wisdom, it’s also the day an evil sorcerer is mean to reappear in the neighborhood.” 王妃
“ I don’t have time to worry about an evil sorcerer.” 王様
“ The kingdom must be scoured for this interloper.” 王妃
“ TODAY with all the works to do around the castle? ” ■
forsooth 信じられないという意味の古語
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dost doの古語
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thou youの古語
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scour for 大急ぎで捜し回る
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interloper侵入者
「なんてこった、王妃よ、そなたは今日が何の日か知っておるか?」
「今日は決まってます、洗濯の日です」
「ゴーグの神話と知恵辞典によれば、今日は悪い魔術師が近くに現れる日なのだ」
「悪い魔術師のことを心配してる時間はありません」
「この王国をくまなく探して侵入者を見つけるのだ」
「今日こそは城にたまった家事を片付けなくちゃ」
うひゃあ、難しい~!王妃の言葉は分かるんだけど、王様の聞き取りがあ~。
最初の台詞なんて、
“ ナントカ、oh queen of all that is, カントカ know what day it is? ” しか分からん。こういうのはいつものアレかと想像力を働かせねば。王様のことだから王国関連か古い言い回しに違いないゾ、と…。文節から do you know だろうけどdo youに聞こえない、ってんで調べるとやっぱりあるんだなあ。
Do you know~? を古めかしく言ったら
Dost thou know~? なんだって。
【フラグルロック用語】
The Encyclopedia of Gorgish Myth and Wisdom … ゴーグの神話と知恵について書かれた百科事典
【キーワード】
evil sorcerer … 悪い魔術師、悪い魔法使い、悪の妖術使い
この
evil sorcerer という語はこの後何度も出てくるので覚えておこう。イビルソーサラー♪
王様は王国を守らにゃならん、王子にも学ばせねばならんと言い(←本当は独りじゃイヤだから)、王妃は「王子に会ったら洗濯を手伝うよう伝えてね~、イビルソーサラーに会ったら夕食に連れてらっしゃいな~」なんて言ってます。王妃は悪い魔法使いなんて元より信じてません(ノ∇≦*)
しばらくしてこっそり帰ってきた王様
王妃が「イビルソーサラーには会えました~?」なんてちゃかしてます。
王様
“ No, but he can't elude the ruler of fire and air forever, by golly, by gum. ” ■
elude 身をかわして避ける、逃れる
「いいや、だがこの炎と大気の支配者から一生逃げきれるものじゃない、まったくな」
むー、一度聞いただけじゃ何言ってるのか分から~ん。
the ruler of fire and air は直訳だと火と空気の支配者だけど、要するにこの世界の支配者つまり王様自身のことでしょう。
by golly も
by gum も同じような意味で、「おやまあ!」「きっとな!」ってな意味らしい。
王妃は笑いながら魔法使いの存在なんて信じてないったらって。それより王子はどこ?
王子は沼地で自分の影に話しかけてると思ってた王妃。でも王様曰く、沼にはいなかったって。
大変!王子の身に何かあったに違いないとパニックになる王妃。魔法使いに捕まったのかと王様。
ヾ(✿≧◡╹)ノ゙✿~~~【笑えるやりとり】~~~♪(ノ∇≦✿)♪
王妃
“ Junior was always so gullible!? ” 王様
“ Yes, yes, he was. ” 王妃
“ He gets that from your side of the family. ” 王様
“ What? Why, no! He only gets his good looks from me. ” ■
gullible 騙されやすい
「王子はいつもそう騙されやすいの!?」
「そうだ、そうだ、ありゃ騙されやすい」
「あなたの家計に似たのね」
「なっ? そうじゃない!私に似てるのはいいところだけだ」
ここ、うまいの!王妃が大声で王子は騙されやすいと取り乱していると、独り言のようにそうそうと頷く王様、一転して冷静な声であなたに似たって言ってる王妃、それを大声で否定する王様、この声のトーンの使い分けが見事なんだもん!
まあとにかく、王子に何かあったに違いないと泣き喚く王妃とそれをなだめる王様がいて、王妃の声がフラグルの穴のほうにまで響きます。
ブーバー「何の音?」
モーキー「多分ゴーグが歌ってるんだわ」
ゴーグ!ラディッシュ! ブーバーが反応します。
ゴーグを見たら恐ろしさで記憶を取り戻すに違いないと期待するみんな。
モーキー
“ I knew it! Boober, you’ve got to get in touch with those feelings. Let them wash over you, sort of let them express the essence of your being. ” ■
get in touch with 連絡を取る、接触する
「そうよ!ブーバー、その感覚を辿ってみて。研ぎ澄まして、あなたの本質を見つけるのよ」
相手がブーバーだから
wash over なんて単語を使ってるんだろうな。
ブーバー「ラディッシュ!ラディッシュはぼくの人生だ!」
みんな「そう!そう!そう!」
ブーバー「ラディッシュ、それにゴーグ!」
みんな「その調子!いい感じ」
ゴーボー「ゴーグがラディッシュを育ててるんだ。思い出した?」
ブーバー「意味するのは一つしかない」
みんな「うんうん!」
ブーバー
“ I should have known this. ” 「なんだ、そういうことだったのか」
うんうん!みんな期待します。
ブーバー 「
ぼくはゴーグだ!!」
えーーーーっ?!!
ブーバーったらゴーグの庭へ飛び出しちゃった!!
一方、王子を見つけられない王様と王妃。
王様
“ Every cloud has a silver lining. ” 「絶望の中にも希望はある」
■
Every cloud has a silver lining. どの雲にも銀の裏地がある、転じて「不幸の裏に幸福がある」「絶望の中にも希望がある」という意味の諺
そこにブーバーが「ただいまー!」ってやってくるの!
びっくり仰天のふたり。
王様&王妃「
悪い魔法使いが王子をフラグルに変えちゃった!」
モーキー「信じられない!!」
ウェンブリー「ブーバーは自分をゴーグだと思ってる!」
レッド「気が狂ってる!」
ゴーボー「でもゴーグは信じちゃった。ゴーグも気が狂ってるんだ!」
あはははは(っ*≧▽≦)つ
ブーバーをすっかり王子だと信じているゴーグ夫妻。
未だに何があったのか分かっていないブーバー。
ブーバー
“ Memory’s not my strong suit today.” 「今日は記憶が確かじゃないんだ」
このブーバーの言い方がキュートなんだなあ~♪
ゴーグの脳味噌がフラグルサイズに縮んだせいだと思う王妃。悪い魔法使いがフラグルに姿を変えさせたと聞いたブーバーは「フラグルってなに?」なんて聞いてます。
王様
“ Oh. Why, he’s even dumber than he used to be! Well, we’re gonna have to teach you all over again.” 「なんてこった、以前よりバカになったのか!もう一度全て教え直さなきゃならん」
王様の言葉がいちいち笑える(ノ∇≦*)
フラグルってのはねゴーグにとっていや~な生き物なのよ~、でもあなたは今でもこの世界の王子なの。
prince of the universe だと知ったブーバーの表情がたまりません(ノ≧∀≦)ノ
ゴーグの歌はこの世で最も偉大な生き物だと称えるゴーグ賛歌
ゴーボー
“ The Gorgs are brainwashing him!” 「ゴーグがブーバーを洗脳しちゃったよ!」
続く~♪
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今回の使えそうなフレーズ ―
ラディッシュとゴーグという単語から答えを導き出したブーバーの台詞
I should have known this. 「そういうことか」「そりゃそうか」
王様の言葉から諺
Every cloud has a silver lining. 「不幸の裏に幸福がある」「絶望の中にも希望がある」