ファーストシーズン17話『ともだちっていいな(原題 MAROONED)』のリスニングの続きです。
長いので4回に分けて書いています。(4回分を一気にUPしています)

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吹き替え訳…ブルー
私なりの意訳…オレンジ
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― 博士と犬のシーン(中間部) ―

吹雪がひどくなり、外にいるミャーミャーちゃんことフラフィネラの鳴く声が響き博士が心配し始めます。

「おまけに除雪車も動けないんだと。ミャーミャーちゃんは道が横切れなくてうちへ帰れないんだよ」
“It's never been this bad.No power.Even the snowplow can't get through, oh, poor Fluffinella can’t even make it back across the street.”
snowplow…除雪車、雪かき

普段はスプローケットとフラフィネラは犬猿の仲。
でもスプローケットはジェスチャーで自分の考えを博士に伝えようとします。

「なに? キミが考えた?つまり早い話、犬どもはほえるだけだ。違う?そうか。犬にも心がある。だから時には、困った、ときには 苦しみを、分かち合う。つらいことも、一緒にする。たとえ、たとえ敵でも、手を出しのべる。真心と愛と、助け合う」

この中の「犬どもはほえるだけだ」の部分がこれ

 “No dog is a pancake.”

あはははは。
「誰もパンケーキじゃない」だって(ノ∇≦*)

でね、次の「犬にも心がある」の部分

 “No dog is an island. ”

これはイギリスの詩人ジョン・ダンの詩の一節「No man is an island」のもじり。
スプローケットは犬だから、manをdogに変えてるのね。
このislandってのは孤高の存在って意味で、要するに「人は一人では生きていけない」っていうことだよね。
誰でも持ちつ持たれつ生きてるっていう有名な一節。

「きみは人間だけでなく猫の親友にもなれるんだな。よし入れてやろう」
“Not only are you man's best friend, but you are also cat's best friend.I'll let her in.”

寒さで凍えていたであろうフラフィネラは一直線にスプローケットの元へ。
あまりのスピードでフラフィネラの顔もよく見えません(笑